その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

さざんか

2011年11月11日 | Weblog

 

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さざんか

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日本原産の椿科の常緑小高木で晩秋から初冬にかけて

その寒さの中けなげに五弁の白い花を咲かせます

と植物辞典に書いてあります

でも今年はまだ日中は25度の夏日に

もう山茶花が咲き始めました

花は椿に似ていますが 椿よりも花弁が薄く

透明感があって好きな花です

散り方が椿と異なり見分ける一つとして覚えられます

散り方は山茶花の一枚いちまい散ってゆく姿かいいですね

はらはらと散ってゆく姿はまるで秋との別れを

惜し向かのような寂しさが漂います

一方椿はポトリポトリと音を立てて花全体が落ちます

その音もまた椿の情緒とされています

 

「こぼれても山茶花薄き光帯び」 眞鍋呉夫

 

 

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