その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

石蕗(つわ)の花

2011年11月07日 | Weblog

 

***

石蕗(つわ)の花

***

 

観賞用で庭の隅などに植えられていることが多い

園芸栽培の歴史は古く

1827年ごろの「草木奇品家雅見」には精密な図画とともに

当時の流行がうかがえる記述があります

葉っぱは吹きとよく似ていて和えもの煮物、佃煮など

食用にされていたそうです

九州南部では「オオツワブキ」という種類は

食用栽培もされていたそうです

また生の葉を火であぶってさまして

腫れものの吸いだし軽いやけどや湿疹などに

貼ると効果があるとされています

・・・

「石蕗咲くや心魅かるる人とゐて」 清崎敏郎

「静かなる月日の庭や石蕗の花」 高浜虚子

 

 

(画面隅のブックマークからも行けます)