その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

子守柿

2011年11月23日 | Weblog

 

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子守柿

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鈴なりに実った柿もいつの間にか数が減って

今は高い枝にわずかに残る柿もひとつふたつ

これはことしの実の豊作に感謝して

よく年も実がたくさん実るようにとの思いを込めて

すべてを採らずに残している「子守柿」です

一説では鳥へのおすそわけだとも言われています

柿の木を守るようにぶら下がるその姿は

木枯らしの吹く中 寒々しく 寂しげです

しかし人々の祈り 自然への感謝が込められた

柿の実に強い意志を感じさせます

子守柿は「キモリガキ」「コモリガキ」とも読みます

柿は秋を代表した果物ですが

渋柿を加工して作られる干し柿は

冬の風物詩として親しまれ続けられています

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「村見尽くして夕晴れの子守柿」 広瀬直人

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