その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

コスモス

2011年10月06日 | Weblog

 

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コスモス

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コスモスは花畑で見るのが一番良い

切り花にして花屋さんで売っているけれど

不思議とすぐしおれてしまう

水揚げが難しいと花屋さんも言います

いつしおれるか気にして飾るよりも

秋晴れの空の下で薄いピンクも濃いピンクも

白も一緒にそれにたくさん咲いて

気持ちよさそうに風にそよぐ姿は見ていて気持ち良い

秋だな~~今日はいい日だなって思ってしまう

草して晴れやかなうれしさとともに

一抹の寂しさもの悲しさといった感情も

兼ね合わせて持っている花です

コスモスは花として完成した姿かたちから

宇宙とか秩序とか調和を表す名前にあてられます

秋にコスモスを見るたびに

自分が普段とは違う心の動きをするのも

宇宙のなせる技なのかもしれない

 

コスモス 学名 Cosmos  bipinnatus 英名 cosmos

和名 秋桜   原産地 メキシコ

18世紀末スペイン王室植物園長で

ダリアの命名者であった神父が名付けたそうです

明治中ごろ日本に渡来

コスモスは秋の季語になっています

「コスモスの花あそびおる虚空かな」 高浜虚子

「秋櫻こもごもなびき皆なびき」 三浦恒礼子

「コスモスの影をとどめず風吹けり」 石原舟月

 

 

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冷ややか

2011年10月05日 | Weblog

 

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冷ややか

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爽やかを通り越して何となく感じる冷気

公園のベンチに腰を下した瞬間や板の間に出た足の感覚

ふと感じる冷たさはもうあの夏の暖かさは

どこにも感じられませんね

気がつけば解放されていた部屋のドアーも

しっかりと閉められています

いつの間にか身のまわりには

秋がしっかりと入り込んでいます

このふと気付く秋の冷たさも

歳時記では詠まれています

「影といふ影秋冷を置きそめし」 山内山彦

「冷やかに停年の肩ありき」 星野椿

「覚悟してゐしことなれど秋冷ゆる」 稲畑汀子 

 

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シュウメイギク

2011年10月04日 | Weblog

 

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シュウメイギク

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キンポウゲ科の多年草

ボタンに似た葉をを持ち茎の先に5cmほどの

紅紫で八重の花を咲かせます

花弁のように見えるのは実は萼片

それが菊に似ていることからついた名前

京都の貴船地方に多かったために貴船菊とも言います

シュウメイギクの名は秋に開花して

さわやかに見えるからだそうです

漢名は秋牡丹といいます

俳句では仲秋の季語です

「観音の影のさまなる貴船菊」 阿部みどり女

「おもざしの思い出だせず貴船菊」 飯名陽子

 

 

 

 

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秋の蝶

2011年10月03日 | Weblog

 

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秋の蝶

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昨日は週末トピックスでしっかり馬脚を現した

ぱふぱふの性格

週はじめは真面目にスタート・・

秋の虫といえば鈴虫やコオロギですが

蝶は歳時記では春の季語です

うららかな春の日に

菜の花畑やキャベツ畑を飛ぶ姿は

まるで春の化身のようです

華麗なアゲハ蝶は夏の山野で見かける「夏蝶」です

しかし そそとした秋の草花が咲き乱れる「花野」や

透明な秋の日差しが差し込む木立ちで

そっと舞う「秋の蝶」にも

しみじみとした美しさがあります

穏やかな秋の日はやがて厳しい冬へと変わります

成虫のまま越冬する「凍蝶(いてちょう)」もいます

多くの蝶は冬を迎える前に卵や幼虫

さなぎになって春を待ちます

秋が深まるにつれて種類も数も減っていく

秋蝶のうら寂しさにも秋に似つかわしい

詩情が感じられます

「水を恋ひ人を恋ひたる秋の蝶」 大高翔

 

虫嫌いの方はごめんなさい

10月になってもまだいました・・いも虫

 

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週末トピックス

2011年10月01日 | Weblog

 

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週末トピックス

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第一回目に登場するのは衝撃のスクープ

ある朝突然にそれは起きた

目の前にやってきたうら若き女性?が

いきなり~~

「わたしってほんとうはすごいんですぅ~う」

「あなたに見せちゃう・・・」

「でも今日だけだからねっ」

「どぉう~見てみる」

あ・も~う・も言わせずいきなりぱっと広げた

「わぁあ~おうぅ~う!!」

こんなこと言ったかどうか

 こんな会話が聞こえそうなシーンでした

 

陰の声

前の日の夜気温が下がって冷え込みました

一日水辺で暮らす鳥は体温が冷えるのを防ぐために

こんな姿勢で朝太陽の光で体温調節をし

羽に温かな空気を溜めこむために

秋から冬にかけてこんな姿勢をします

見られるようで意外と出会えない姿です

 

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