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いわし雲
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秋の雲は高度が高いのが特徴です
真夏の高気圧による もくもくと大きく立ち上がる
入道雲は姿を消し高度6000m以上に巻積雲は薄く広がります
小さな雲片が連なり空一面にさざ波のように見えます
これを「いわし雲」といいます
巻積雲は形状によって「うろこ雲」「さば雲」
おおきなかたまり雲は「羊雲」とよばれます
またいわし雲が出ると鰯が大漁になると言われています
青く澄んだ秋の空のいわし雲も爽快ですが
夕焼けに染まるいわし雲には郷愁を誘う懐かしさがあります
電灯がともり家家の台所からは夕餉の匂いが漂います
そんな温かみのある広がっているように
感じさせる季語です
「鰯雲人に告ぐべきことならず」 加藤楸邨
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