その日その時 写真で見る歳時記

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杜鵑草(ほととぎすそう)

2011年10月14日 | Weblog

 

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杜鵑草(ほととぎすそう)

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なかなか咲かなくて今年はダメかなと思った

翌日蕾らしきものができて

二日もしない間に一気に咲きだしました

慌てて植物園を覗いてみれば

やはり気配もなかった花が一気に咲いていました

毎年やや遅れ気味の白花も揃って今年は咲いています

花も濃い紫から青に近い色もあって美しい

 

 関東より西に自生し観賞用にも栽培される花

白地に紫の斑点のある花を咲かせます

この斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に

似ていることからホトトギスの名がつきました

漢名では油点草といいます

英名はトード・リリー(ヒキガエルの百合)

という名がついています

庭で植えられているものには

花の色が黄色や白そして釣鐘状に咲く

ジョウロウホトトギスなど種類も豊富です

俳句の世界では秋の季語としてこの花が使われますが

杜鵑草と書きますが間違いやすいのに

「杜鵑花」というのがありますが

これは「さつき」のことなので混同しそうですが

秋の草花ということで「杜鵑草」としています

「掌に乗る反橋や油点草」 富安風生

「はなびらに血の斑(ふ)ちらしてほととぎす」 後藤夜半

「紫の斑の賑しや杜鵑草」 轡田進

 

 

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