その日その時 写真で見る歳時記

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無花果(いちじく)

2011年10月25日 | Weblog

 

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無花果(いちじく)

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人も鳥も動物も待ちに待った実りの秋

なかでも「無花果」は毎年庭で実のると

鳥たちと取りあいになるほどあちこちの庭にあった

最近はそれが少なくなり

熟れて割れる寸前にもぎとるその実は

甘く瑞々しい秋の味覚です

世界でもっとも古くから親しまれてきた果物の一つです

最近はお菓子などにもよく使われていて

皆さまも口にされていることでしょう

花が咲かず実をつけるように見えることから

漢語で「無花果」と呼ばれています

実際 食用の実の部分は花嚢の中に小さな花が

集まって実になっています

果実が一カ月で熟すから また 一日一果実ずつ熟すから

「一熟(いちじゅく)」そして「いちじく」と

呼ばれるようになったそうです

 

「少年が跳ねては減らす無花果よ」 高柳重信

 

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