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無花果(いちじく)
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人も鳥も動物も待ちに待った実りの秋
なかでも「無花果」は毎年庭で実のると
鳥たちと取りあいになるほどあちこちの庭にあった
最近はそれが少なくなり
熟れて割れる寸前にもぎとるその実は
甘く瑞々しい秋の味覚です
世界でもっとも古くから親しまれてきた果物の一つです
最近はお菓子などにもよく使われていて
皆さまも口にされていることでしょう
花が咲かず実をつけるように見えることから
漢語で「無花果」と呼ばれています
実際 食用の実の部分は花嚢の中に小さな花が
集まって実になっています
果実が一カ月で熟すから また 一日一果実ずつ熟すから
「一熟(いちじゅく)」そして「いちじく」と
呼ばれるようになったそうです
「少年が跳ねては減らす無花果よ」 高柳重信
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