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吾亦紅(われもこう)
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各地の山野で秋に咲くのが見られますが
子供のころは花には申し訳ないですが
これでも花?・・と言ってしまったことを思い出します
かなり花に対しての差別発言だったことを今も恥じてます(笑)
この花は中国最古の薬物書「神農本草経」にも
載っている薬草だったのは大人になってから知りました
漢方では「地楡(ちゆ)」と呼ばれ
吐血、鼻出血、血痢、やけどなどの治療に用います
日本の「出雲風土記」においても
「地楡(えびすね)」として
薬用につかわれたことが書かれています
この花も歳時記秋の花です
どことなくさびしげな趣で秋の野の風情を
表すのに欠かせない名わき役です
「吾亦紅うらわかければまだ青し」 飴山實
「一病に仕ふ余生や吾亦紅」 角川源義
「一、二を生し二、三を生す吾亦紅」 正岡子規
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