その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

如月(きさらぎ)

2008年02月02日 | Weblog

 

如月(きさらぎ)

 

***

 

ねぇえ~~

 

久しぶりに・・

 

疑問符ちらつかせて

 

きみが聞く

 

どうして

 

ハナではなくてハナナなの

 

いきなりで面食らった

 

ハナナ?

 

あぁあ~~ハナナね

 

しばしの沈黙

 

それはね~

 

やがていつものように

 

納得させられたかな

 

きみはいつも

 

新鮮な

 

どきどきをくれる

 

素敵な幸せのかたまり

 

***

 

如月の望月に

言葉の響き 漢字 ともに 美しい言葉

漢字の方は

中国の古い書物に

「二月を如(じょ)となす」という

記述があるからだそうです

語源の方は

諸説ありますが よく言われるのが

寒さが厳しいので衣を更に重ねて着る

「衣更着(きさらぎ)」という意味だという説

現代だと もっとも寒い月ですから

これが当てはまりますね

~願わくは 花の下にて 春死なん

その二月(きさらぎ)の 望月(もちづき)のころ~ 西行

旧暦二月は

今で言う三月半ばから

桜が咲く季節だったのですね

そう思うと 陽気が発達してくるから「衣更着」

草木の芽が張り出すという意味の

「木草張月(きくさはりつき)」が変化したもの

などの説が正しいのかもしれません

願わくは 花を夢見て 春待たむ・・・

新暦の如月の望月には

こんな願いを託しましょう

(山下景子著「美人の日本語」より)

ところで・・ハナナって?

え?あなたも質問ですか(笑) 

春に咲くアブラナ科の

黄色い花を「菜の花」と呼んでいますが

その中で花を観賞するのが

ハナナです