その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

我逢人(がほうじん)

2008年02月28日 | Weblog

 

今日の句 

 

春寒しあなたのせいと拗ねている

 

***

 

今日の言葉

 

我逢人(がほうじん)

・・・

人と人との出逢いの尊さを

三文字で表わした言葉です

心と心 物と物

そして

人と物の出逢い

出逢いこそ命です

道元禅師(曹洞宗をひらき、永平寺の開祖)は

中国で念願の師と出逢った時を

「まのあたり先師をみるこれ人にあうなり」

という言葉にしました

自分だけ考えて

自分だけで行動していたのでは

見つからないことがある

だから

その人との出逢いこそが

すべての始まりだと思った

感動の言葉です

構えた格好でも

些細な偶然でも

人との出逢いは何かを生みます

人は自分と違う

領域を持って生きています

出逢いはあなたを

広く深く成長させてくれます

人と逢う事を大切に

人と逢える場を大切に

そして

人と逢う姿を大切に

(ほっとする禅語より)

 

毎日毎日・・

新しい人 物 ことがらに

出逢うことがない日はないほど

現代は忙しく動き回る人間ですから

いまさら~と思えることですが

実は毎日逢っている

人も物も事柄も

ただ仕事やスケジュールの

流れの中の事柄で

終わることが多い

人と人とが

心を交わす出逢いは

それほど多くはない気がするのです

自分を高めてくれる

人を高められる出逢いなどは

本当に限られていると思うのです

素敵な人との出逢いが

今日もありますように

祈ります

 

今日の写真は

名古屋出身の伊藤圭介理学博士の

名前が付いているシモバシラという花の茎に

出来た霜柱です

この霜柱は普通によく見かける

土を持ち上げる氷の固まりになる

霜柱とは違って

シモバシラという名前の花の後の

枯れた茎の水分を補給するための導管から

吸い上げられた水分が凍って

外部に出て積もってゆくことで出来た霜柱なのです

その時の水分や気温の状況で

形も蝶やブローチや綿菓子のように

色々な形になって出来上がります

このような茎から立ち上がってできる状況は

条件がそろえば他のものでもできるそうですが

水分が上手く補給できなくて

他の種類ではあまり見かけないそうです