Photo@Y-west

主に山口西部(Y-west)の風景、花などを写真を通じて紹介しています。また夕陽なども掲載しています。

闇の中の光

2010年07月15日 23時38分52秒 | 地域情報

連日の雨の影響で今日は西部の各地でいろんな災害が起きてました。報道で見る部分はその一部であり、事実それ以外の広い範囲では想像を絶する自然の猛威が起きてました。

「急がば回れ」

この言葉に裏切られた今日の通勤、まさか自分の目の前で車が・・・・・

土砂崩れ、河川の氾濫、冠水、床下浸水、そして渋滞、頭によぎる危険予知というものを全て見てしまった通勤時間、全てを回避したくて遠回りした結果が一時車が孤立するという自体まで味わってしまった。

目の前の車がちょうど用水路から溢れる水の中を通過しており、自分もと思って進もうとした時、知らず知らずにブレーキを・・・・・。目の前の車は進行できなくなりやがて水に浸かることに。自分ももしそのまま進んでいたら水の中。この時に他にもトラブルも起こり、その場所で時間を費やしているとあちこちの用水路があふれ、山の方からは濁流も流れ出し土石流の恐怖も頭をよぎってました。そして菊川の木屋川沿いは一部河川の氾濫もあり、朝の雨がもし降り続いておれば孤立するままだったに違いなかったと思います。結局は細い裏道を溢れる水を我慢して何とか通過し2号線に出れたわけなんですが。

深夜からの雨で河川が増水し、街の用水路、小さな川も氾濫し、水の逃げ場がなく、短時間で街に浸水していった。

じっとしているのも時間が気になるので、知っている道をあちこち行ったのですが、どれも冠水、土砂崩れ。

行き交うドライバーと車ごしに情報交換。知らないトラックの運ちゃんもいろいろ情報をくれたりと災害の中でいろんな人に助けられたり、助け合ったりと。

しかし、初めて見る光景でした、木屋川の増水。

木屋川は上流の豊田から河口の小月へと流れる大きな河川なんですが、あの河川が氾濫するのは初めて目にします。河口の小月の河川公園は完全に浸かっていたし、橋のすぐ下まで水位があがって、濁流が押し寄せていたし。何台か小月の自衛隊の車両ともすれ違い、人生ではじめて体験する1日でもあった。そういえば瀬戸内川の潮汐の関係もあり、満潮の11時くらいまではなかなか河川の水も減らないせいもあったのかもしれません。たしか干潮が夕方前かなって思ったので比較的帰路の時間帯は河川の水も海に流れやすくなったのかもしれません。

木屋川は先月ホタルの撮影で何度か行った河川なんですが、その河川が長い区間にわたりかなりの増水をしていたみたいです。

渋滞のせいもあり会社に着いたのは昼過ぎ。携帯で撮影した1枚の写真を見せるとかなり驚いてました(笑)

帰りは2号線も下りはスムーズで問題なかったのですが、主要道路の一部では土砂崩れもあり、復旧されたか心配でもあります。

帰りに見た暗雲の中から出た明るい夕空。ここ最近の暗い雨雲ばかりの空で明るい夕空を見る機会がなかったのですが、今日1日の終わりに何故かほっとする夕陽の優しい光でもありました。

わずかに出た黄色い夕空。厳しい自然の猛威の後で顔色を変えるような優しい一面。

自然のご機嫌はいつ変わるか分からないもんです。

引き続きこれからの雨模様には特に注意が必要です。あと少し、週末には梅雨明けの兆しがあるので皆さんもう少しの辛抱ですね(^^ゞ

 

 

今回の災害で被害に会われた方のお見舞いと、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

また、災害された地域の方に早く安心な生活が戻れるように願っています。