こんばんは。
山口では一部の桜を除いてほぼ散り始めになっているようですね。
今回の雨でまた花も散り、水も増水と川などに落ちた桜の花びらが気になるところです。
さて、大寧寺では本殿前の池と中央の池で桜の花びらがたくさん落ちていたので今回は桜と鯉を狙いました。
頭の中にはジャンプする鯉と桜の花筏のコラボを思い描いてたんですが(笑)
昨年の鯉とモミジのようにまた撮れないかなって下心もあり。さすがに柳の下のどじょう、結果的には撮れなかったのですが、一応2匹目のドジョウは居ないとは限らないので的を絞ったり、地べたに這いつくばったりと違う方法で試みたんですが、こればかりは鯉まかせでもありますね。鯉さんに降参しました。
それと思ったのですが、花筏が多いとどこから鯉が出てくるかも分からないんですよ。秋の時はモミジでして、水面下が目視で確認でき鯉がヒラを打つ姿や飛ぶ前が予想できたのですが、今回は水面の花びらがかなり密集しており、どこから出るか、ヒラを打つ姿など見えにくかったです。例えて言えばモグラたたき状態。どこから出るか分からないといった例えです。
モグラたたきは得意なんですが、ウリャ!!★q\( `┝ω┥´)/P★ウリャ!!
さて今回の鯉撮影。昨年の写真展で現地の先輩方にアドバイスを頂いていたのでそれを参考にしつつ頑張ってみました。
鯉の写真はまっすぐ泳いでいるものより、ヒレが曲がっていたり回っていたりと静止画でも動きを感じる部分があったのが面白いと聞きました。そして1匹より、2匹、数がまとまっていたりしているとこれまた良く、みちくさのちっち先輩が言われてた事が、写真展などでは4匹、9匹などは避けたのがいいと言われてたのを思い出しました。縁起的なものもありますが、見に来ている方への微かな気配りという点ではとても大切な部分でもありますね。いつも荒削りで撮っていたので、こういう視点は僕らには想像がつかない部分です。
4月から新スタートを走られた若者たちよ。先輩方や年輩の方々は本以上に大切な言葉を発してくれますぞよ!
と、偉そうな事を言ってますが、私の若い時は馬耳東風。イノシシまっしぐらだったりと(笑)
年を取るごとに気づくんですよね~。
さて、鯉の撮影。
北側の池と南側の池を行き来し様子を見ながら。南側のが陽射しが当たりにくいので狙いやすかったのですが、ひょうたん型のこの池、けっこう隠れるスポットもありつつ、花びらの下から出なかったりと北側に比べておとなしい感じでした。

人間様にとっては桜はもう散りつつありますが、池に落ちた花びらを見ると、鯉の目線では今は満開といったところでしょうか。花びらで鯉に花の陰のウロコも発見。

3匹の鯉と桜。
3匹撮れたけど尾がほぼまっすぐなので残念賞(笑)

縁起かつぎに相応しいかな、紅白の鯉。
何枚か撮影した中で尾の曲がりもあり、位置が対照的という点で満足できたかも。

これは花筏に椿の花があったところに陰と陽を狙いつつ、鯉の通過を加えてみました。

小さい石橋の上から椿の横を通過する鯉を寄せ気味で。あまり近すぎると花びらの汚れなど目立ちますね。

木漏れ日が当たる部分を。
鯉の顔にスポットライトを当てた感じですが、鯉もいろんな顔してますね。
そういえば一時期人面魚など話題もあったのを思い出しました。
撮影の為に合間にずっと観察していたんですが、どうやらこの鯉君、近くで販売されている鯉のエサより桜の花びらのがお気に入りのようです。食べては吐いての繰り返しだったんですが、花びらに付いている微生物が好きなのかな。少なくとも花より団子の私と違い、ダンゴより花という感じでした。
鯉の花見、今からが見頃になるようですが、花なくなれば新緑が池に映りこんでくれるでしょう。
鯉は花恋しく水面に上がり、やがてコイノボリとして空に羽ばたくかな・・・・・