三流読書人

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ドングリ小屋住人 

北朝鮮の核実験

2006年10月12日 10時26分29秒 | 平和
1946年、生まれたばかりの国際連合は1月、総会で第1号の決議を採択した。
「原子エネルギーの発見によって生起した諸問題に関する委員会」を設けることを求める決議です。
決議は「原子兵器及び他のすべての大量破壊兵器を各国の軍備から除去する」ことを求めることを書いているのです。
アメリカも認めたのです。
「いったい何をしているのか」とは今年被ばく六十一年の平和式典での長崎市伊東市長の言葉です。
人間はいったい何をしてきたのか。
愚かな人類という動物。
新たに核兵器保有国になろうとしている北朝鮮、当然、すでに核兵器を持っている国にも愚かさを感じるし、嫌悪感も感じます。
アメリカの原爆開発を指導した科学者オッペンハイマーは、かつて「核兵器は一つのビンの中のサソリのようなもので、相手を殺すためには、自分の死を覚悟しなければならない」と言いました。

野球評論家で被爆者の張本勲氏は、『毎日新聞』のインタビューのなかでこたえています。
「とんでもないことだ。指導者に聞きたい。いったい世界をどうしようとしているんだ。北朝鮮をどこへ導こうとしているんだ」
「国際的な孤立が、国民を不幸にすると思わないのか。同じ民族として哀れでしかたがない」。
「8月6日は大嫌い。法律でなくして5日の次は7日にしてほしいくらいだね」
本名を、張勲(チャン・フン)在日韓国人2世。広島での被爆による障害をもちながら「安打製造機」と呼ばれる大打者でした。


北朝鮮を非難するだけではダメだろう。すべての国の核兵器廃絶に向けた全世界的行動の高まりがなければ。

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