三流読書人

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ドングリ小屋住人 

現在のうば捨て 医療制度改悪

2007年09月22日 16時43分59秒 | 政治 
深沢七郎原作 「楢山節考」という小説がある。
古くは木下恵介監督、高橋貞二、田中絹代主演。
80年代に入って今村昌平監督、緒方拳、坂本スミ子主演で映画化された。
一作目の高橋貞二、母親(田中絹代)を背負って母を山へ捨てに行くシーンが焼きついている。
緒方拳主演の映画はカンヌ国際映画グランプリをもらった。

貧しい村の働けなくなった老婆を山へ捨てるという話。単なる伝説ではなく、史実であるという。
その前には嬰児殺し、娘の身売りもあった。
嬰児殺しについてはドラマ「おしん」で有名になった。
 
日本という国はその時代にどんどん回帰していっているようだ。

 「後期高齢者医療制度」というのは余りにひどい。
◆75歳以上の人(約1300万人)を後期高齢者として現在の医療制度から切り離し、現在加入している国保や健保から切り離され、自動的にこの制度に組み入れられます。すべての75歳以上の人は等しく保険料を支払う仕組み。
◆保険料を年金から天引きされます。介護保険料はすでに天引きされていますが、これにプラスです。
◆この制度に便乗する形で65歳から74歳の人も天引きされます。
◆年金額が1万5千円未満の人は、窓口での支払いを義務づけます。払えない人の保険証は取り上げて、資格証明書というものを発行するそうです。とりあえず1万5千円を窓口で支払わなければなりません。払えないと資格証明書をもらえないので病院にかかれません。

 今度の自民党総裁選の立候補者で80歳以上も生きられて迷惑しているという発言をした人もいます。


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