30年前の今日、1995年3月20日、地下鉄サリン事件が起きました。
その時、長野に帰省していて、オフクロと食後のお茶しながら、お互いの近況や世間話などで、神妙になったり、笑い転げたりしていました。
つけっぱなしのTVから、けたたましい救急車が、日本の政治の中心「霞ヶ関」周辺の地下鉄駅に集まって、
救急搬送していました。
何事が起きたかは、すぐには解らなかった。事件の概要が解ったのは、お昼頃だった思います。
オーム真理教の信徒が、政地「霞ヶ関」を通る地下鉄3路線の地下鉄駅に到着した電車内で、サリンを撒き、通勤していた人など多数の死傷者が出たのです。死者14人、6300人以上の人が重軽傷を負ったのです。
私も、当時裁判事案(民事)を抱えていたので、日比谷線「霞ヶ関駅」は、裁判所の最寄り駅なので、裁判の日には、必ず乗り降りしていました。
母が、「おまえの裁判の日でなくて良かったねえ」と、母子共々、神妙でした。
昨日の日経新聞社会面で、オーム事件後30年ということで、「スピリチュアル 若者魅惑」という記事を特集していました。
スピリチュアル=霊的、精神的と訳されますが、社会学的には「知覚できない内心や信念」、「神秘的・宗教的な体験」などと定義づけられているようです。
最近は、パワースポットに若者が集まるようですが、昔から、超能力・オカルト(隠されたもの、神秘的なもの)や新興宗教など、信仰を持っていない若者を取り込んで来たのです。
サリンを撒いた、オーム信者は、真面目な人たちで、教義に従えば、精神的な高みに到達できると、真剣に信じ込んでいた、というのです。主導する人物(松本智津夫死刑囚)が、(オームだけが世界を救えるなど)陰謀論を振り回すと、真面目に信じ込んでいる人たちが、サリン事件のような危険な事件を引き起こすようです。
今、アメリカでは、「Qアノン集団」というのが、「子どもを売買する悪魔崇拝の集団や影の国家が世界を支配する」と主張して、SNSを通して、拡散しているようです。
不況などで、若者の居場所が限られてくると、若者の心に、陰謀をひそめたスピリチュアルや宗教が飛び込んでくるのです。
人類が出現して以来、戦争と共にスピリチュアルは、人間の心の平穏を乱し続けているのです。
戦争もスピリチュアルも、神様が仕組んだ、人類滅亡へのプログラムかも、なんて思ってしまう。
地球の余命は17億年。それまで人類は持つのでしょうか?
3月20日、「今日は何の日カレンダー」より 電卓の日、東京上野動物園開園記念日、東京国立博物館
開館記念日、LPレコードの日
▲ボルタが電池を発明(1800)▲ナポレオン、流刑を終えて帰国(1815)▲明治天皇が断髪する(1873)
▲政府軍が田原坂で西郷隆盛軍を破る(1877)▲東京国立博物館と上野動物園がオープン(1882)
▲千島列島調査、本格的に(1893)▲上野公園で、東京大正博覧会が開催され、日本初のエスカレーターや
ロープウェー、国産自動車が人気の的となる(1914)▲秋田県能代市で1385戸が焼失する大火発生(1956)
▲神戸ポートアイランド博覧会が開幕(1981)▲地下鉄サリン事件。13人死亡5510人重軽傷(1995)
▲大阪近郊の民鉄に「スルットKANSAI」(1996)▲イラク戦争勃発(2003)▲第1回WBCで、サムライ
ジャパンがキューバを破って初代王者に(2006)▲阪神・近鉄相互乗り入れ、阪神なんば線改称(2009)
▲第2京阪道路全線開通(2010)▲ソ連崩壊後独立し、就任していたカザフスタン大統領が退任(2019)
▲宮城県沖地震(M6.9)(2021)
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