チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

思い出のシーン

2008-11-25 23:18:44 | 身近な出来事
ひとりで飲んでいるときによく思い出すシーンがある。

場所は四国の松山。駅の名前は忘れてしまったけれど、とても小さな駅。
そこにくる電車は2両編成くらいの小さな電車。ここから電車に乗って松山港にいくところ。

耳に聞こえてくるのは街の音。道路を走る車のタイヤの音、エンジンの音や排気音も聞こえる。子供のはしゃいでいる声も聞こえる。それらは駅の外からやってくる。いろいろな声は皆とてもおだやかな音をしている。時折駅に電車が近づいてくると「カン、カン、カン、カン」というけたたましい警報機の音が聞こえてくる。駅の近くには踏み切りがあって、その警報機の音が聞こえてくる。

時間は夕方の5時を過ぎたくらい。
駅は混雑はしていない。小さな駅だから電車を待っている人も少しだけしかいない。お年寄りの人がめだつけれど、女子高生のようなグループもいる。気取らない飾らない人たちが多い。

11月の始めの頃だったな。空にはまだ日の光が残っているもの、光はオレンジ色をしていて夕方をかんじさせている。

私の隣には誰もたっていはいない。

誰かと別れてきたことを悲しんでいるわけではないし、誰かに会いに行くことをワクワクしているわけでもない。
今週、そして今日一日をやり遂げたことへの充実感を感じている。一方で、まだまだ不十分な私に対して少しの苛立ちも少し感じている。ただ、これ以上はできなかったたのだからしかたがないという割り切った気持ちが強く私を支配している。

1週間前にはここに立っている予定はなかった。前の週には大阪にいて、そこで松山に行くことが決まった。

終わりであり始まりとなる一日を感じていた。
振り返ったら、その日の私と今の私は繋がっている。そしてその日の私はそれ以前の私と繋がっている。

つながる記憶と記録の中の一場面。とても大切な一場面。