チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

サポーターの存在

2005-06-11 12:56:26 | 身近な出来事
 北朝鮮戦でワールドカップドイツ大会への出場を決めたサッカー日本代表選手のインタビュ番組を今週テレビで何度も見た。

 ちぐはぐだった日本代表メンバーを、選手一人一人と話をし、主力の中田選手やジーコ監督と話し、そして選手全員のミーティングを開いて、気持ちが一つのチームにしたキャプテンの宮本選手の話は、何度聞いても感動し熱いものがこみあげてくる。

 外見のクールさととともに、その内側には情熱を持つ、宮本選手はとても存在感のある選手。
その宮本選手がよく口にするのが『サポーター』の存在。

 「サポーターのために頑張る」「無観客試合でもサポーターが応援してくれていることを感じながら戦った」、そんな話を宮本選手はよくする。
日本代表&プロのスポーツ選手として「サポーター」の存在を意識し、その期待にこたえようとすることは当たり前のことかもしれないが、「サポーター」の存在を強く意識していることがよくわかる。

 サッカーのことはあまり詳しくないが、ホームで戦うのと、アウェー(敵地)で戦うのとでは、精神的な負荷がずいぶん違うという話をよく聞く。
宮本選手のように「サポーター」の存在をはっきりと口にする選手、そうでない選手もいるものの、サポーターの存在が選手に大きく影響を及ぼすことは間違いのないところだろう。

 仕事仲間といった昨晩のボーリング大会にもサポーターがいた。自分自身はボーリングに参加できないにも関わらず、一人一人に熱い声援を送ってくれる。ストライクが出れば大喜びし、思うようにピンが倒れないと一緒になって悔しがってくれた。
とても思いやりがあり気持ちの優しいサポーター。表面的でなく内面から伝わってくる声援に、選手は「よしやってやるぞ!」という熱い気持ちになれた。

 アルコールが飲めないのに打ち上げにも参加し、アルコールとボーリング話で盛り上がるメンバーと一緒になって盛り上がってくれた。

 ボーリング&打ち上げ会が、とてもよいものになったのはサポーターのおかげだった。サポーターさん有難う。

音楽を使う

2005-06-10 23:35:29 | ビジネスアイデア
 研修の休憩時間に元気が出るような音楽を流し、研修中の個人作業の時間にクールな音楽を流し、感情的な盛り上がりを出すような場面ではそれにあった音楽を流す。今回の研修ではいろいろな場面でさまざまな音楽が使われ、研修効果を高める役割を果たしている。

 場面に合わない音楽はただうるさいだけだが、場面場面に合った音楽が適切なボリュームで流れると感情が働きだす。感情が働くと、それが働かない場合に比べて、研修効果に違いがでるように感じている。

 今回受けているリーダーシップの研修のように、自分自身の内面に入っていくような研修では特に有効だと思う。そういえば『7つの習慣』についての研修や『コーチング』研修でも音楽が重要な役割を果たしていた。

 テレビ番組でもドラマや旅行紀行など、そこで展開される場面は日常的なものであっても、それに音楽が加わることでそれを見る人聴く人の感情面に強く作用し、とても印象的な場面が作られていく。

 人が本当に集中できる時間は、例えば8時間の研修の場合その十分の一の48分に過ぎないという話を聞いたことがある。音楽を使うことでこの時間を少しでも長くし、同じ時間でもより印象に残り、あとあとまで思い出されるようなプログラムにすることができるような気がしている。

 そうはいっても私は普段あまり音楽を聴かない。定常的に音楽を聴くと、それが頭にこびりついてはなれなくなるからだ。

 音楽に詳しい人に仲間になってもらう必要がある。

リゾート施設での研修プログラム

2005-06-09 23:09:25 | ビジネスアイデア
 リゾートホテルを使った研修を売りにしたビジネスを以前考えていた。この研修の一つの特徴は家族全員で参加すること。

 とはいっても、研修を受けるのは一人(例えばだんな)で、配偶者(例えば奥さん)や子供は研修を受けるわけではない。だんなが研修を受けている間、奥さんや子供は、それぞれ思い思い好きなことをやっている。
この研修では、奥さんや子供向けのプログラムがしっかりと準備されている。例えば奥さんにはエステやボディーシェイプのエクセサイズ、料理教室などのプログラムが準備され、子供達にも同様にスポーツプログラムや子供向けに作られたビジネスを学ぶプログラムが準備されている。

 家族は朝食をともにした後、それぞれ別々のプログラムで思い思いに勉強し、遊び、夜は全員が参加するパーティ形式で食事をとり、一つの部屋で眠る。最短1泊2日から、3泊4日程度のプログラム。

 だんなは家族に気兼ねすることなく自分自身の価値を高める研修にうちこみ、家族は家族でそれぞれの時間を楽しむことができる。

 先進国の首脳が集まる会議では、このような配偶者同伴のスタイルがとられているし、そこそこ儲けている中小企業の経営者が集まってハワイなどに行き、だんなと奥さんが別々のプログラムで一日すごすというのはそんなに珍しくない。ただ、一般の研修や会議ではまだ一般的ではない。

 価格設定が高くなることはある程度やむをえないが、参加者が出したお金以上のメリットがでるような仕組みをさまざまに盛り込んでいくことで、参加者の満足を高める。アイデアはいろいろある。

 今の仕事の延長線で実現可能性のあるビジネスとして考えている。

安芸グランドホテル

2005-06-08 23:14:48 | リーダーシップ
 テラスからはわずかな1kmほどの海を隔てたところに宮島があり、厳島神社の大鳥居が見える。

 ここ安芸グランドホテルは、宮島の対岸の海岸線に建つリゾート感覚漂うホテルだった。
3階のロビーから9階の客室まで吹き抜けとなった構造のアトリウム、ロビーの壁一面の窓から瀬戸内海とそこに浮かぶ牡蠣いかだ、そしてその先には宮島の緑が見えている。

 「これまで見た景色の中で最高!」というところまではいかないが、同じく広島の海岸線に建つ広島プリンスホテルに比べればはるかに美しい瀬戸内海の景色が見られる。
ロビーの先、海に突き出すように作られたシーサイドデッキ、ここの椅子に腰掛けてボーッと海を眺めていると、ゆったりと流れる時間を楽しむことができそうだ。

 しかし今回はそのようなわけには行かないようだ。明日から2日間のリーダーシップ研修は朝8時から夕方までほとんど休憩がないようなスケジュールで組まれている。

 研修では、海をクルージングするわけでもないし宮島を歩くわけでもないが、このような非日常的な感覚の場所で研修を行うことで、仕事を離れ研修に集中することができる。
とはいうものの、このような環境で自由な時間があまりに少ないのはストレスも溜まる。

話の上手な人になるために

2005-06-07 23:08:44 | コミュニケーション力
 友人のヒロノリは話がとても上手い。アルコールが入るとさらに調子づき、話がとまらなくなる。笑いを取るのが好きなヒロノリの話の中には、過去に何度も聞いた笑い話もでてくるが、ネタがわかっていても思わず聞いてしまう。

 そんなヒロノリの話術の秘密が、劇作家・演出家の鴻上尚史(こうかみ しょうじ)さんの講演を聴いて解けてきた。

 話の上手な人は、話の中で『第一の輪』、『第二の輪』、『第三の輪』という3つの状況を意識し、そこで使われる言葉を巧みに使い分けている。
この3つの輪の話は、演劇の理論からスタートしているらしい。

 『第一の輪』とはスポットライトを浴びた俳優が舞台で話している状況のことで、そこで使われる言葉はいわば「独り言」。
 『第二の輪』とは、舞台に立つ2人の俳優が相手に対して話している状況のことで、そこでは「相手と話している言葉」が使われる。
 『第三の輪』とは、舞台に立つ俳優が観客席の人に対して話している状況のことで、そこでは「みんなと話す言葉」が使われる。

 同じセリフを話す場合でも、3つのどのレベルででも話すことができ、どの輪を意識するかで、その話を聞いている人の受け取る印象は変わってくる。
 
 上手な話しをする基本は、状況に応じた話し方をすること。
たとえば『第二の輪』の状況のとき、自分ともう一人の相手しかいないときには「相手と話す言葉」を使う。
たくさんの人を前にして話す「みんなと話す言葉」や、自分ひとりで話す「独り言」を使うと相手に伝わりにくい。

 状況に応じた話し方ができるようになると、次は状況が変わらないのにあえて「独り言」「相手と話す言葉」「みんなと話す言葉」を使い、それらを渡り歩く。
典型的な例としては『第三の輪』の状況で、そこにいる多くの人達に対して「みんなと話す言葉」を基本的に使いながら、途中でだれか特定のひとりと話したり話す時に使う「相手と話す言葉」を使い、時に「独り言」も使う。これらをはっきりと使い分けることで、話に変化が出て、話に表情が出てくる。単調な話にならず、聴衆が引き込まれる話になる。

 話の上手な人は、『第一の輪』~『第三の輪』の状況にあわせるのか、あえてずらすのかを考えて、それを適切に使うことができる人。そして、これを意識しかんがえることが、話の上手な人になるための第一歩。

 鴻上さんは、声の出る場所を使い分け声の音を変えること、そして「こえの要素」である①声の大きさ、②高さ、③速さ、④間、⑤音色/音質 を使い分けることで、こえそのものの表現を豊かにする方法も教えてくれた。

 そして「表現」を豊かにすることで「感情」が豊かになるということも教えてくれた。

英語再開

2005-06-06 23:52:52 | 英語の勉強
 英語の勉強を再開した。始めてはやめて、やめては始めるから英語の力はそれほど落ちないものの進歩もしない。

 それを今回は少しは進歩するように10月までの毎週月曜の夜に英語のクラスを取るようにした。このクラスに通うことをきっかけにして、他の手段を使いながら総合的に英語力を伸ばすことを考えている。

 総合的な英語力とは何かを、チャン先生から教えてもらった。正確には覚えていないが、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング、それからもう一つあったように思うがそれは思い出せない。

 リスニングは、英語クラスのリスニング教材を活用するとともに、NHKラジオ第二放送の『英語ニュース』を必ず聞く。これ以外にも本当は週1回映画を見に行くか、ビデオを借りて見たいのだが、続けられる自身がない。

 スピーキングも英語クラスを活用するとともに、カナダ人のボスとの会話の機会を必ず持つようにする。さらに、以前から誘われている毎週土曜日の英語スピーチのクラスへの参加も考えてみる。

 リーディングは、『Daily Yomiuri』の購読をするかを悩んでいる。

 ライティングは、一度ライティングの講座に参加してきっかけをつかんだ後に、継続的に取り組む。Blogを英語でも書けばよいのだが、これは難しそう。

 毎回始めた直後は気合十分だが徐々に気がそれていく。今回はそうなるようにするつもりだが、英語クラス以外の仕組みが何か必要だ。

 ネイティブの友達でも作るか。

ポールスミスの佐藤さん

2005-06-05 14:08:52 | ファッションセンス
 「シャツとパンツが欲しいんですけど、何かお薦めありませんか?」という漠然とした質問に対して、「いいものがありますよ!」と必ず答えてくれるのがポールスミスの佐藤さん。

 そして佐藤さんが見せてくれるものは、だいたい私の期待を上回るものばかり。中には、「これはいまいちかな」と第一印象では感じるものもあるが、佐藤さんが素材の素晴らしさ、デザインの素晴らしさ、着こなしのアドバイスをしてくれるのを聞いていると、「試すだけ、試してみようかな」という気持ちになってくる。 
 
 バイヤーとして自分自身の目で見て、納得した商品だけを仕入れ、その商品の良さをしっかりと説明してくれる佐藤さん。時に佐藤さんが強く商品を勧めてくれる時があるが、これは私が持っている「こんな服はきれないな」という殻を打ち破るとき。

 試着をしてみるとびっくり、必ず私のお気に入りのものになる。

 こんな佐藤さんだが、絶対に商品をおしつけるようなことはしない。
商品は買ってもらうことが目的ではなく、使ってもらうことが目的、使ってもらうことを一番うれしく思っている。だから佐藤さんに薦められて購入した商品を佐藤さんの店に着ていくとすごく喜んでくれる。

 ポールスミスの服はとても気に入っているが、佐藤さんが店にいないときに買うことはまずない。ポールスミスの服と同じくらい佐藤さんが気に入ってポールスミスを購入しているのかもしれない。 

 佐藤さんの店で購入したサファリジャケットを義父が気に入り、一度商品を見に行きたいという。定年を過ぎて何年もたつ義父に佐藤さんがどんな商品を薦めてくれるのか楽しみだ。

週末の楽しみ

2005-06-04 23:54:22 | 好きな場所好きな時間
 最近週末に時間があると必ずでかけるのが広島アンデルセン

 赤ワイン1本とチーズを買いにでかける。たまに美味しそうなパンを見つけて買って帰ることもあるが、赤ワイン1本とチーズを買うということを馬鹿の一つ覚えのようにここ何週間が続けている。

 赤ワインは2000円前後のミディアムボディかフルボディ。POPにワインの特徴が書かれているのでそれを読めば味は少しは想像できるのだが、必ず店の人に「このワインと、このワインと...飲んだんですけど、次は何をお薦めですか?」と聞いてみる。

 そしてワインが決まると「このワインと一緒に食べるチーズはどれがお薦めですか?」と聞いてみる。

 アンデルセンのワイン売り場の方はだいたい丁寧にこちらの質問に答えてくれる。

 そんなに安い買い物ではないが、決して高い買い物ではない。週末にこの時間があるだけで生活が文化的で少し豊かな気持ちになれる。

 商品を選ぶ時間、ワインとチーズが入った袋を手に持って帰る時間、ワインを冷蔵庫に入れ冷えるのを待つ時間、そしてチーズを食べながらワインを飲む時間。豊かな気持ちでいられる。

 ただ、栓を抜くと飲んでしまわないと気がすまないため、少し飲みすぎになるのが難点。
そして飲んだ後は気持ちよくなって眠ってしまうことも難点だろうか。

 まあ、寝ても問題ないときは寝てもいいか。

惜しみなく愛は与える

2005-06-03 23:47:15 | 覚えておきたい考え
 勤続42年で退職を迎える方の送別会で、「私は3つの愛を大切にしてきた」と話されていた。3つの愛とは愛妻、愛人、愛社・車。

 愛妻はまさしく奥様のこと。とても仲が良いらしい。
 
 愛人は特定の人を指すのではなく、仕事仲間、部下、友人など自分が関わりを持つ人のこと。

 愛社は42年間勤めてきた会社に対する愛情。「倒産の危機に直面しつらく厳しい時期もあったが、会社のおかげで自分の家を建て、2人の子供を育て、退職した後も年金をもらうことができる」と話されていた。

 この3つの愛について私自身に翻って考えてみると、自信を持って言える事は一つもないかもしれないと思った。

 私は愛情の薄い人間ではない。むしろ情熱的で強い愛情を持っていると自分自身では思うが、多くの人の前で「愛している」と自信を持って話せるものは一つもない。
 どれも中途半端で、一貫したもの、継続的に愛情を持ち続けることができないでいるような気がする。

 こうなる原因は私自身だけにあるのではないかもしれない。相手との関わりの中で相手のとる態度や姿勢が原因となっている場合がある。こちらが強い愛情を持って接しているのに、私の思いや気持ちを理解してくれなかったり、こちらの思いとはまったく異なる反応や態度が相手から帰ってくることがある。

 そしてその態度に腹をたて、不信感を持つ、自分自身が満たされない感情を持ち愛が冷めてしまう。

 でもこれは本来おかしな話だとも感じている。愛するというのは私自身の思いや行為であり、それ自身は他人の行動や感情に左右されるものではないはずだ。一方で、愛せないものは愛せないと思うのは自然な感情だし、そういった人のほうが自然体でいいようにも思う。

 キリスト教に「惜しみなく愛は与える」という言葉があるが、人生の先輩はこの境地にいたっているのだろうか。

ごめんなさいバッジ

2005-06-02 23:00:00 | 気づき
 明確な答えが得られる確信がないからといって、何かが周囲で起きる、誰かがおこしてくれることを期待し、待っていても何も得られるものはない。
それとは逆に、じたばたもがきながらでも自ら信念を持って行動を起こすことで得られるものがあり、次につながっていく。言い古された言葉かもしれないが、この言葉を実感した一日だった。

 5年前に一橋大学の竹内先生の講演でSONYの『ごめんなさいバッチ』の話を聞いたことを思い出した。SONYの開発組織での話しだが、失敗を恐れてリスクをとらないチャレンジしないよりも、たとえ結果的に失敗をしても、リスクをとりどれだけのチャレンジしたかが評価される。そして失敗をした人は胸に『ごめんないバッチ』をつけて社内を胸をはってどうどうと歩いている。

 『ごめんなさいバッジ』とは、「ごめんなさい工事中です」と工事現場でよく見かける看板のこと、ヘルメットを被って頭を下げた人の漫画の絵のこと。これが胸につけるバッジに描かれているという。

 私の所属する組織にはSONYのようなチャレンジを奨励する文化はあまりないような気がする。どちらかと言えば「まあ、そこまで言うのならやってみたら」というやや消極的な支援を行う文化がある。でも、頭ごなしにリスクを強調しチャレンジを疎外するようようなところはない。そんなおおらかさを持っていると思う。

 失敗したらごめんなさいバッジをつけるぐらいのつもりで真剣に取り組みたい。その時には、たとえ失敗しても得られるものが大きい気がする。