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1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

敗北

2006-09-04 13:48:33 | 子供の記録
実は、8月31日の夏休み最後の日、仕事から戻って、「体力テスト」と称してムスコをランニング(ジョギング)に誘った。

普段、ジョギングは、近所の県立大学グランド外周のヒザに優しいランニング専用のコースを使っている。一周1000mくらいのとってもお手頃なコースで、夕方になると多くのジョガー、ウォーカーが利用している。

グランドの駐車場には、義父の車があった。
義父の趣味はマラソンで、殆ど毎日のようにそこで5~10kmのランをやっている。

一方、ボクは、健康作りのために気が向いたときにだけ、ムスコとかるーく3~5kmジョグる程度だ。

走り始めて半周したころ、義父はいつものようにボクらを軽々と抜き去っていった。
ムスコはボクの後ろを走っていたけど、そんときのムスコは義父に食らいつこうとスピードを上げてボクを追い越していった。その後、1/4周くらいでムスコは義父に振り切られたけど、ボクとの差は50m以上になっていた。

ボクは、ムスコにすぐ追いつくと思っていた。けど、ムスコのスピードはナカナカ落ちない。ムスコは時々後ろを振り返っては、ボクとの距離を確かめている。こっちが追いあげると、むこうはもっとピッチをあげる。

ボクはとうとう息が上がってしまって3kmでダウンしてしまった。結局、ボクはムスコに追いつくことができなかった。ペースを乱されてしまったのだ(負け惜しみ)。

先にランを終えて様子を見ていた義父はこう言った。

「野球よりも陸上のほうがモノになるんじゃないかぁ、陸上するんだったら何でも買ってやるんだがなぁ」

物心の両面から野球と陸上にご支援願いますという意味を込めて、ボクは息を切らしながら答えた。

「ゼェ、ゼェ、ハァ、ハァ、たぶん、どっちもモノになると思うんで・・、ハァ、ハァ」

そのころムスコは一人で4周目に突入していた。

グランドはすっかり暗くなってきていた。
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