1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

40代 カラダの変調

2012-05-19 11:05:34 | 雑談の記録
過日、滋賀県在住の同級生が帰熊した際の飲み会の席で、適量のアルコールがボクの身体を乗っ取って口走らせた事案について記録しておきたい。

適量のアルコールであるからして、タガが緩んでいつもの如く男色化?したという内容ではない。適量のアルコールであるからして、泌尿器系の話題なのである。読者諸兄には、今回の記録を読むにあたって、適量のアルコール摂取をお勧めしたい。素面では、ちょっとイタイ話しなのである。アナタの泌尿器系がイタムのを意図しているワケではないが、ソレに陥った場合も想定されることから、ソレを和らげるために備えてもらいたいという兄心(このかみごころ)なのである。


Hについての話題である。もとい、「H氏」についての話題であると記したほうが適当である。H氏は1969年生まれの43歳。氏は日本人の40代男性を平均化したような人物である。平均的家庭に生まれ育ち、平均的身体で平均的学力を身につけ、平均的職場で平均的所得を得、平均的家庭を持ち平均的生活を送っている人物である。しかし、氏には平均的でないものが一つあった。氏の話によれば、それは日本人平均の2倍以上だとか。

夜の営み回数である。

日本人のソレについて多くの開陳はなかったが、氏は、これまで自分と細君の間で交わされるソノ回数について特段の意識はなかったとのこと。ところが、イタイ事象(自傷?)を経て以来、ひょっとしてソノ回数に問題が潜んでいるのではないのかと思ったとか、思わなかったとか・・・・。

さっそく本題に入っていこうと思う。

氏はそのイタイ事象について語ってくれた。

「そのイタミは、今となれば、静かに、乱れなく着実にやってきてたように思う。まるで、満ち潮のようにさ。貝掘りに夢中になってたら、いつの間にか潮が迫って、帰りの浅瀬が消えてしまって、一人孤立したような感覚に近いかもしれないな。気が付いたときには、もう手遅れかもしれないって危機感と、イヤ、まだ間に合うというっていう根拠の無い期待感。いずれにしても孤独感ってやつが一番なんだけどね・・・。広大な干潟に、一人、取り残されてしまったような・・・、ま、そんなかんじさ。」

「そんな例えはどうだっていいんだよ、具体的に、グタイテキニ・・・」

「1月の中旬ぐらいだったかな、なんとな~く、チン先がムズカユイ感じがあって、チンポジを正規の位置に戻すフリをしながら、チン先をチョイ掻きするみたいな・・・、そんなのが始まりだったような気がするなぁ~」

「それで」

「それで、そんなのが何日が続いてたんだけど、夜の営みペースを崩すワケにもいかんだろ、それでいつものようにコトに及んだというワケさ」

「それで、それで」

「まぁ、そのときのコトの次第ってヤツの程度はM7レベルで、そのときは、ナニもなかったんだけど、翌日になってイタミ似たカユミを感じるようになってね、まぁ、しかし、夕べの営みがM7ならそういう違和感もありかなって思って、その時点では気にはならなかったんだよ・・・、ところが・・・」

「・・・ところが、どうしたんだよ・・・」

「次の営みのときに、イタミがやって来たんだよ、挿入のときにヒドク抵抗を受けてるってかんじでさ、そして、快感と同時にイタミも増幅していく感じなんだよ、つまり、それは感じる部分とイタミの部分が違うってこと意味すると思うのだけど、上昇期は明らかに快感が勝っているから、絶頂を迎えるべくどうしても頑張ってしまう。しかし、発射時に、それは予期せぬカタチで逆転したんだ。腰が引けちゃったもん。自分のアソコがバクハツしたのかって思うくらいのイタミだったぜぇ・・・ワイルドだろぉ~」

「いいよ、スギちゃんのマネは、・・・それで」

「イタミから察するとチ○コで何かが起きたことは明白なんだけど、ソレを肉眼で確認する勇気はなかったんだ。そのためには明かりを点ける必要があったし、イタミの発生箇所は根茎部分で外傷的なものであることは、これはもう明らかだったし、ヒドイ場合には否が応でも明日の朝には判明することだし、しかし、その日はナニヨリそんなイタミのことはさっさと忘れて眠ってしまった方が得策に思えたんだよ。明日になればそれはナニかの間違いだったってこともあるかもしれないという期待もあったから。だから、その晩は、細君にもナイショだったんだ。」

「要するに、イタミにビビりまくって、原因究明を先送りしたってワケね」

「うん、まぁ、そういうことかもしれない。・・・それで、翌朝、調べてみたんだ。短小萎縮化した朝のチ○ポは見た目は普段と大きな違いは無かったんだけど、指で周囲をなぞっいくと裏側にイタミの部分が発見できたんだ。確認するためにソレを裏返してみた。そしたら、その部分は周辺とは明らかに色が異なっていて、やっぱり赤く爛れているというか、トニカク、普通では無かったんだ。そして解ったんだ!」

「ナニが!」

「短小萎縮してる場合、根茎部分には、いくぶん皺がよってるよな」

「あ~、そうなってると思う」

「で、赤くなってるその部分をぐっと伸ばしてみたんだよ、すると、その皺で刻まれた深い部分がほんの僅かだけど、パックリ裂けてたんだよ。なんて言ったらいいんだろう、酷い手荒れで指の関節部分がアカギレしてるような、そんな状態に近いかな・・・」

「ウワッ、そりゃ痛そうだなッ」

「たぶん、昨晩のイタミは、ソコが裂けたときのイタミだったんだ。裂け目を触ってみたんだ。・・・痛かったぜぇ~、ワイルドだろぉ~」

「・・・ワカッタヨ・・・」

その後、H氏は細君に相談した上で、対症療法としてオロナイン軟膏を塗布したりしたそうだ。キズの治癒には10日前後が必要で、従って、夜の営みも10日に一度という具合にペースダウンを余儀なくされたとか。しかし、根本解決に至ることはなく、裏側が治れば今度は表側がというようなことの繰り返しだったそうだ。
そして3月の初旬になり、同級生との集まりの際、H氏は、弁護士のI氏に思い切って相談したのだった。ナニシロ、I氏はその所有物の大きさで有名なだけではなく、司法試験の浪人時代にその身体的特徴を遺憾無く発揮すべくAV男優も務めた御仁であり、さらに珍事に精通していらっしゃるのである。
答えは簡潔明瞭であった。
主文である。

「そぎゃんとは、ようあるこった、気にせんほうがええバイ」
I弁護士の堂々たる返答に対してH氏は頭を深く下げたそうだ。

「なんかね、無罪放免を言い渡されたような気分になったとよ。」

「・・・お前、馬鹿じゃ!・・・」

気分やなんかでそのようなイタミが消失できるとは考え難いことであるが、トニカク、H氏は泌尿器科に掛かる前に、あと一ヶ月だけ「病は気から」を細君の了承を得て信じることにしたのだった。

果たしてI弁護士の言葉は「良薬」であったのか「呪文」であったのか。
4月に入るとそのイタミは静かに潮が遠のくように消えていったのだった。そしてナントカ5月の夜の営み回数は日本人平均の2倍以上にまで回復できたそうだとか。
しかし、H氏は、そのことを無邪気に喜ぶ細君をよそに、早々簡単に合点できかったそうだ。・・・再発の不安が残る・・・。

しかし、そんなある日、H氏はたまたまネット報道でその記事を見つけてしまった。
「自転車は体に悪い-性的能力の低下、排ガス被害、骨粗しょう症の原因に-」
日経ビジネスオンライン 2012年5月7日
自転車愛好の読者諸兄のために、以下、抜粋する。

-自転車はセックスの敵か-
米国では、警察官、救急隊員など約4万人の男性公務員が長時間自転車に乗っている。大都市の交通渋滞が深刻化するにつれて、緊急業務の自転車利用がますます増えている。彼らの間から、さまざまな性的トラブルが報告されている。とくに、毎週25時間以上も乗る人には、「性器が鈍感になった」「勃起しにくくなった」「睾丸(こうがん)が慢性的に痛む」など性的な能力低下の苦情が多発している。
米国労働安全衛生研究所(NIOSH)は数年来、自転車の健康影響を確かめるために、とくに訴えの多い全米自転車警察官組合員ら長時間自転車に乗る人を調査してきた。その結論によると、生殖器への血流が滞り性的能力が低下し、陰嚢(いんのう)に違和感があるなどの影響の出る可能性が高いことがわかった。
実際に鼠蹊部(そけいぶ)にかかる圧力をはかってみると、自転車を漕いでいる人は1平方センチ当たり202グラムで、なかには375グラムの人もいた。この部分の血流は1平方センチ当たり162グラムの圧力で悪くなることから、長時間自転車に乗れば血行障害が起きてもおかしくないという結論だった。
これは、サドルの形状が大きく関わっていることがわかってきた。通常の自転車のサドルは、ノーズが前方に突きだして股で挟み込むようになっているものが多い。この形だと鼻先の細い部分に体重が集中してかかり、陰部を圧迫する。一方で、先の尖っていないサドルでは、1平方センチ当たり71グラム程度で圧力が小さく、障害が少ないことがNIOSHの実験で判明した。

「・・・、マサニ、晴天の霹靂だったね、この記事は・・・」

「・・・、エ、ナンデ?、ワカラン・・・」

「・・いや、実はね、去年の暮れから体力強化と減量を兼ねて、始めてたんだよね・・・」

「ナニヲ!」

「だから、エアロバイクをさ」

「エロバイクッ!?」

若干の説明が必要だろう。
つまり、H氏は昨年の暮れからダイエットのためにエアロバイクを始めたそうなのだが、元来、生真面目な氏は、頑なにそれに取り組んだとか。話しによれば一ヶ月に1000km以上も漕いでおり、しかも、腕、足にはウェイトを付けてやっていたとか。
おかげで、1月から3月末での期間に6kgの減量に成功していたのである。そして、4月からは季候も良くなり体力強化もできたことから、週3、4回の5~8kmのランに切り替えて現在に至っているという状況なのである。

「・・・、イヤ、マジでケツが痛くなってたもんね・・・、記事のとおり、血行は悪くなるっしょ、・・・ほら、オマケに症状もアカギレみたいで、それってつまり一種の血行障害だろ?、納得しちゃったんだよね・・・」

H氏の論によれば、自転車の危険性を図らずも証明してしまったということになる。

「オレ、思うけど、泌尿器科に行ってもダメだったろうねと思うんだよね、だって、実生活における問題って回数が減ることくらいじゃん、きっと先生だって真面目に取り入ってくれんだろう・・・看護師や先生にいじられて結局“原因不明”じゃぁなぁ、・・・・まさか、エアロバイクが原因とはね、恐れ入るよ・・・、これからはエアロバイクじゃなくってエロダメバイクって呼んだほうがいいかもしれんな・・・」


以上がH氏と交わした会話ついての抄録である。
40歳を過ぎると生身のカラダに様々な変調を感じるようになる。読者諸兄も、よもやダイエット行為が生殖についての機能不全傾向を示すとは思い至らなかったはずである。これも加齢に伴った変調のひとつなのかもしれない。

皆さん、くれぐれもご自愛を。

なお、本文掲載についてはH氏の承諾を得ております。
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