1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

過程1

2010-10-25 13:16:43 | リトルリーガーの記録
どのような過程で愚息が学童五輪に臨んだか綴っておこうと思う。

先ずは野球少年の愚息がなんで陸上をやっているというところから話しを始めようと思う。

実は、今の野球チームに入るときと似たようなイキサツで陸上スクールに入ってしまったのだ。
当時、愚息は2年生ですでに今のチームに入って練習していたのだけれど、近所の知人から新しく陸上スクールが開校するというチラシをもらっていて、冷やかし半分でそのスクールに体験に行ったのだった。
ところが、その体験会に来ていたのは愚息一人だけ。
突然、開校式なるものが始まり、愚息は3人か4人の若いコーチに囲まれ、遊びだかトレーニングだかわかないようなレッスンが始まった。それは愚息にとって、すごく楽しかったようで、ボクは単なる体験のつもりで連れて行ったつもりだったけど、ズルズルとその陸上スクールに通うようになってしまった。そして、ボクと愚息は次のような約束をした。
ひとつ、真面目に陸上スクールに通うこと。
ひとつ、目標に向かって頑張るということ。
そのうちの大きな目標が小学校6年生のときに100mを13秒で走れるようになろうというもの。それともう一つが、大会や記録会では全力を出しきろうというもの。

今まで、いろんなスポーツの試合や記録会をナマで見てきて強く感じたことは、「全力を出す」ということの困難さ。一方、陸上競技の多くは計測競技であるから、全力が出せたかどうかが非常に判りやすいスポーツという見方ができて、だから、「全力を出す」というトレーニングを積むのに陸上競技はもってこいということになる。
もちろん陸上競技のトレーニングは運動の基礎を学べるという点で優れているけど、競技そのものがシンプルであるがゆえに、大会で全力を出すための準備をどうするかとか、競技直前のコンディションや心理状態をどのようにコントロールするかを学べる点で優れていると思う。つまり、いろいろ単純化して考えることができるっていうのが利点だと思う。
陸上競技の面白さはソコにあると思っているし、陸上競技をとおして愚息にはそういうことを自ら学んでもらいたいと思っている。奥は相当深いのだけれど・・・。

「全力が出せるように頑張りなさい」なんていうのは誰だって言えること。
親やコーチとして大事なことは、全力が出せる環境を整えること。と言って、それは手取り足取りなんでも教えてやるとか、なんでも道具を揃えるとかということではない。
まず、大事なことは、実現出来そうな確かで適当な目標を作ることだと思う。
高すぎる目標では無理をして怪我をしてしまうこともあるだろうし、やる気がなくなる可能性だってある。かと言って、低すぎては意味がない。
小学生の学力では、このへんの設定というのがうまく出来ないみたいで、だから親やコーチが一緒に考えてやらなくてはいけない。体力や今までの成績や成長具合を勘案しながらの設定だから難しいのだけれど、これがなによりも重要だと思う。
子供は成長過程にあるから記録が良くなるのは当たり前なのだけれど、次に重要なことは、トレーニングの中に自分が成長していることや記録が良くなっていることを実感する仕掛けを作ることだと思う。そうすれば自信が芽生えるし、次段階へのインセンティブにもなるからね。あと、もうひとつは、コンディションの良し悪しを親やコーチが見極めてやって、それを本人に自覚させることだと思う。

続きはまた、こんど。
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