1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

負けにも程がある

2010-06-28 13:18:24 | リトルリーガーの記録
昨日は、日清食品カップ全国小学生陸上競技交流会熊本県予選大会が県立総合運動公園のKK WINGスタジアムで行われた。

出場選手数は約600人。
男女別の種目は以下のとおり。
・5年生100m
・6年生100m
・ハードル80m(5~6年)
・100m×4 リレー(5~6年)
・走り幅跳び(5~6年)
・走り高跳び(5~6年)
・ソフトボール投げ(5~6年生)
優勝者は今夏、国立競技場で行われる日清カップ本戦に出場できる。
小学生の大会としては、日本で1番大きな陸上競技会と言えるかもしれない。

さて、
愚息は走り幅跳びに出場した。出場選手数は5、6年生男子の55人。
3回の練習跳躍のあと、本番は3回の試技。そして試技結果の上位8名が決勝に進み4回の跳躍で順位を争う。

試技の跳躍順番は、これまでの公式記録を参考に決められているようで、順番が遅い選手ほど成績が良い。

愚息は40番手。愚息の前に上位者が15人もいるということ。
愚息は昨秋行われた学童オリンピック4年生男子走り幅跳びで優勝、春に行われたクラブ対抗戦では女子選手の後塵を拝し2位。しかし、公式記録はいつも3m50cm台で平凡そのもの。

練習の実距離では3m80cm台を昨年に記録していることもあり、そういう跳躍を本人だって期待しているし、陸上クラブでは練習に励んでいるよう。
しかし・・・・、

昨日の試技の第1跳躍は3m61cmだった。踏みきりが随分手前でロスのある記録だったけどジャンプそのものは良かった。
しかし、記録もそこまで。ファウルはなかったけど、2回目、3回目と記録を落としていった。

決勝進出者は全員4mをクリア。
決勝は上位2名のデッドヒートジャンプが見物だった。
ラストジャンプで2位につけていた選手が記録を10cm程伸ばして順位が入れ替わった。
そして、予選1位通過で本当にラストジャンパーとなった選手の最後の跳躍は、5m7cm。
予選記録より50cm伸ばしてきた驚異のラストジャンプだった。
優勝選手に心から祝福と敬意を表したい。


今大会における愚息の目標はひとつ。
全力を出し自分のジャンプをすること。

全ての表彰が済み、スタンドに戻ってきた愚息に声をかけた。
「負けたな~」
あ~だかウンだかわからない返事が返ってきた。
表情は暗かった。


大会日程が全て終了しクラブは解散となった。
ボクと愚息はスタジアムのコンコースに出た。

「オマエ、ここから走って帰りたいだろ」
ろくに返事もしないうちに、愚息は自分の道具を全てボクに預けると、コンコースを駆けていった。

ボクは駐車場へ歩いた。
コメント
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