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八重山藍キットで藍建てをしてみる。

2007年08月26日 | 藍染

20リットルのバケツと蜂蜜と小麦粉を買ってきました。

Dsc00151 島藍さんから、有り難いことに八重山藍キットレシピを送っていただきました。
だいたい入れ方は分かっていたのですが、分量とかがわからなかったので、すごく参考になります。

Dsc00152 いよいよ、八重山藍キットで、藍建てを開始しました。
小麦粉や蜂蜜を使って、ご家庭ですぐ用意できる物を使っての藍建てです。

Dsc00153  ①20リットルバケツに助剤粉末と小麦粉500グラムを入れ、混ぜる。
※小麦粉はだまになっているので、ふるいをかけた方がよい。

Dsc00155 ②60℃のお湯を5リットル入れ、攪拌する。
※80℃ではなく、手でだまをつぶしながらかき混ぜるのに、60℃にしました。

Dsc00156 ③バケツに沈殿藍を入れる。
※最後に、ペットボトルに水を入れてよく振り、沈殿藍を全部さらえ出す。

Dsc00157 ④蜂蜜を250グラム入れ、よく攪拌する。
※よくかき混ぜていると、あわが藍色に変わってきました。

Dsc00158 よく、栄養分として入れる物として、私が使っているのはブドウ糖です。

今回は、蜂蜜です。家庭ですぐにある物ということで、すごく身近な材料ですね。

また、ふすまという、小麦から小麦粉を取ったあとのかすも良く入れる材料ですが、今回は小麦粉の方を使っています。

Dsc00159_1 よく攪拌します。発酵がスムーズに進むように栄養と酵素を混ぜ合わせます。

⑤約半日放置

Dsc00160 ⑥ポリバケツの八分目まで水を入れ、よく攪拌しておいて、消石灰2袋を入れて、また攪拌する。
※水5リットル、3リットル、8分目と順に約半日ずつかけてじわじわとかさ上げせずに、一気にしてみました。

Dsc00163 今から、2日間朝晩の攪拌をしていきたいと思っています。

今回の島藍さんの「八重山藍キット」のポイントは、ご家庭ですぐ用意できる物として、小麦粉や蜂蜜を使っての天然発酵藍建てです。
ナンバンコマツナギの沈殿藍が、これらの栄養分を使ってじわじわ発酵していって、4時間後には藍の花がふくらんでいます。

Dsc00165 藍建て二日目です。
混ぜると、染色液の色が黄土色より白っぽい感じです。
やっぱり、小麦粉の白さが出てきます。
染色液の表面には、藍の花があって、濃い藍色の油分が、浮いています。
朝と夕方に混ぜています。夕方、混ぜたときに写真を撮りました。ちょっと暗い感じです。
あとは、消石灰と蜂蜜の追加をいつするかです。

Dsc02260_1 藍建て3日目の夜に、初めて染めてみることにしました。
木綿のガーゼハンカチに、ビー玉と輪ゴムでしぼりを入れました。また、クリップではさんで締めてみました。

Dsc02266 じわじわ染まりました。藍液5分空中酸化5分を三セットしました。まずまずの染まり具合で、安心しています。

Dsc02273_1 八重山藍キットは、十分期待にこたえてくれました。
500mlのペットボトルに入っていた沈殿藍で、ここまで染まったら満足しています。
でも、私の絞りのデザインは、自分でもいまいちでした。

Dsc00170_1 今日は、三個目の最後の消石灰と蜂蜜を入れて混ぜておきたいと思っています。
藍の花も元気がなさそうです。

Dsc01540 消石灰一袋と蜂蜜を入れてかき混ぜて、次の日の夜の状況です。表面につややかな膜ができたので、これはアルカリ性が満たされている状況を表しています。藍の花のあわの状況もちょっと盛り返してきている感じがします。

もう少し、様子を見て、次の作品を染めたいと思います。

Dsc00175 藍建てができてから、一週間が経とうとしています。
ハンカチを一枚染めただけで、そのあと、染めずに様子を見てきました。
今日は、どれだけ回復しているか見るために、三角巾を染めてみました。

Dsc00176 折り紙絞りというやり方です。折りたたんでおいて、輪ゴムで留めてから、染色5分空中酸化5分を4セットしてみました。
じわじわ、ゆっくり染まっていきました。

Dsc00177 色もそんなに濃くなく、緩やかに穏やかに染まります。それが八重山藍の特徴かもしれません。もう藍液に力が残っていないかなと思っていましたが、うちに秘めた底力もありそうです。
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