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ビオトープって何だろう?

2009年03月28日 | カブトムシの観察

ビオトープという言葉は、何かな?
知っているようで、知っていない。私の専門教科の一つの言葉でもあるのに・・・。
私が小さいときには、この言葉はなかったです。豊かな自然に囲まれていたから、必要なかったかな?
環境教育という言葉を、30年ほど前の大学の時、教えてもらいました。
今では、当たり前になってきている言葉ですが・・・。
「ビオトープ事業とは、地球環境問題解決のため、地域の自然生態系を保護・保全・復元・創出することを目的とする事業のことです。
人と生き物が共存できる空間(ビオトープ)を作り上げていくことが大切です。」

と書いてありました。
ともすれば、記事を見ていますと、「うちのビオトープでメダカがいっぱい繁殖しています」とか、「蛍がいっぱい飛びました」とか、という結果というか、業績だけが一人歩きして、ビオトープってそんなところか?そんなところを作れたらいいなと漠然と思っていました。

実際に、私が良く行きます、舞鶴ふるるファームにも、昔やったような、田んぼでドジョウを手づかみしたり、ゲンゴロウやタガメを捕まえたりした経験をもう一度させてくれるスペースがあって、おもしろかったです。自然と触れ合えるスペースですよね。自然豊かな場所で、大人としては、楽しかった昔に返って遊ぶおもしろさがよかったです。そして、そのおもしろさをまだしたことのない子供たちにもさせてあげたいと提供できるスペースですね。

私は、自然が少ないところに、自然っぽいものを作って、再生とか復元ができたらよいのかなと思っていました。そのことが、人間にとってもプラスになるのかなと思っていました。
だから、自然が豊かなところには、あえてビオトープは要らないのかな? あえて作る必要もないかな? あえて作ったら、逆に自然を壊さないかな?と思っていました。

うちの学校のある先生のお話では、「ビオトープで、自然界の多くの生き物が自由に活動できたり、すみかとして利用できたり、将来にわたって子孫を残していけるような住み心地のいい場であることが大切だと思います。多くの子ども達に、たくさんの生物が自然界でどのような生活をしているのかを知ってもらうよい機会になればうれしいですね。」という意見を頂きました。

また、いろいろな先生のお話を聞くと私の考えは間違っていました。

自然が豊かなところにも、ビオトープは要るということがわかりました。

ビオトープが人と生き物が共存できる空間だとしたら、そして、人と生き物が共存することの大切さを児童生徒に教える場としたら、どんなところにも要りますよね!

失った自然を再生しようという観点か、今ある自然を保護、保全しようという観点かという違いだけなのです。

だから、人と生き物が共存することの大切さを伝えたり、考えたり、何かアクションを起こすきっかけになれたらったら、それでよいと思います。

あとは、和んでもらえたら、もっとよいですが・・・。

そんな観点で進めたいと思います。早く具体的な計画を立てなければいけませんね。


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