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ほとんど食日記、時々旅行記&犬日記です。

賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)

2007-04-12 00:11:49 | 寺社仏閣巡り
上賀茂神社の正式な名前は賀茂別雷神社だと知ってました?
京都で一番古い神社です。

北のほうにあって、ちょっと行きづらい場所にありますが、今回は私がどうしても行きたくてそこに行けるように食事処も北山付近で探しました(笑)

名前の通り、雷の神様。元々は地方の豪族の氏神様だったようですが、京都へ都を移した頃から皇室の崇敬を頂いていたそうです。
徳川家との折り合いも良かったようで、徳川家の三つ葉葵の御紋はこの神社の葵紋からなんだそうです。
こちらも21年に1度建てかえる式年遷宮を行うそうで、次回は8年後の平成27年(西暦2015年)。神社境内には60の木造建築があってその内重要文化財等に指定されているのは35棟しかないらしく、あまり補助が受けられないとか。
従って式年遷宮も全てを立て替えるのではなく、今回は屋根の葺き替えを行うのと、社務所の雨漏りがひどいので屋根を直すだけで7000万かかるから新しいものを建設する(なんかもったいない気もする)のとで総額23億円かかるんだそうです。

その資金集めの広報も兼ねて?本殿を特別拝観できます。宮司さんの巧いトークで少しは納めないとな、っていう気になってしまいます。

元々、官幣社だったので個人的な祈祷は受け付けず、国のための祈祷(五穀豊穣とかそういうことかな?)をずっと行っていたのですが、戦後は国の庇護がなくなってしまったため、どうにかしようと努力なさっているようです。なので今は結婚式は受け付けているとか。
さらに、式年遷宮のための資金を集めるため、一口千円でヒノキの皮(実際に屋根に使うそうです)に願い事を書いて奉納できるそうです。私も一口参加しました。これは家内安全とか個人的な願いをしてもOKなようです。一応、昔は個人のための祈祷はしていなかったと聞いたばかりだったので、とりあえず「国家安泰」と書いてみたのですが(それくらいしか思いつかなかった)公のための願い事って他にどう書けばいいのだろう?
こういうときにきちんとお勉強していればいい言葉が浮かんだのかもしれない・・・

なんだか前置きが長くなりましたが、こちらの神社、江戸時代であれば、庶民は一の鳥居まで、武士は二の鳥居まで、それより中に入れるのは公家のみ。もちろん、奥殿まで入れるのは天皇とその近しい親族のみ、だったそうです。

さて、江戸時代だったら入れたかどうか、な一の鳥居から二の鳥居までの間には枝垂桜が見事に咲いていました。



緑豊かな神社で境内には清流が流れていて、かなりの癒し空間です。
もしかすると夏は蚊が多いかもしれませんが、でもまたゆっくり行きたいな~と思いました。


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