ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

THE ROCK’N’ROLL CULTURE SCHOOL

2006-07-26 | コレクターズ
買って来ました「ロック教室」! アー写が面白すぎる! 刑事が森若ちゃんをお姫さま抱っこしてるのとか、アイゴンが完全にネタ扱いなのとか(笑)、さわおがものすごく違和感ないのとか、堂島くんが案の定似合いすぎとか、サンボマスターとカップラーメンとか、どれもこれも一枚っきりなのが勿体ないほどの出来ですよ。加藤さんがライブで言っていた「今見つかった日本兵」ってのは、やっぱり民生のことだったのかな。うさんくささ全開! ソウくんもけっこう似合ってるし、スネオヘアーも馴染んでますね。ヒダカはもう似合うとかどうのの話じゃないしな(笑)。刑事に抱っこされてる森若ちゃんも可愛くていい感じですよ。でももっとこう、抱きかかえてる刑事がそっぽ向いてる写真じゃなくて、女の子にモテモテなイメージが出るような、要するにタラシてる印象の画だったらもっとよかったのにな。けっこう刑事って硬派なんだよなあ。

というわけでアー写だけで相当面白がれるのですが、内容もよかったです。あ、というか私、提供ミュージシャンが曲だけ書いて、詞は加藤さんが書いていると思い込んでこのブログでも散々語っていましたが、作詞作曲ともに提供ミュージシャンの作なんですね。何故か自信満々で加藤さんの歌詞だと思っていましたよ。恥ずかしー! 私の思い込みに振り回された方いらしたらすみません。それもこれも民生の「悪い月」のせいだ。これがいい意味で民生の曲とは思えないほど出来がよかったので、加藤さんの歌詞だと思い込んじゃってたんだよなあ。もちろん提供ミュージシャン側にも、加藤ひさしが歌う、コレクターズが演奏するという意識があったがゆえに、そういうイメージで書いた部分もあるのでしょうが。と言い訳してみる。正直私は奥田民生というミュージシャンを舐めてましたよ。「悪い月」が彼の作詞作曲ならば、その評価を取り下げなければならない。それくらい良かったです。

ライブで聴いてたからというのもあるかもしれませんが、「悪い月」いいですね。Aメロの「たとえばタンバリン」の加藤さんの歌い方とか、すごくクリアでかっこよくて好きです。そしてライブでタンバリン乱打していたPATさんの映像ももれなく脳裏に浮かんできて幸せな気分になります。マーシーの「スタールースター」も、キャッチーでシンプル、非常にらしい曲調でイイ! 曽我部の「僕は花」も、加藤さんの伸びやかな声に合った美しいメロディラインがいいですね。やっぱり「加藤ひさしが歌う」ということを考えて作られているのかなあ、という曲がいくつかあって、リーダーの美声が堪能できるのは嬉しいです。「愛まで20マイル」は、正直それほど好きではないな。まあこのブログでも何度か言ってますが、私はバラード自体が好きではないので。でもリーダーの迫力あるボーカルには聴き入ってしまいます。ゴーイングの「19」は、非常にゴーイングらしい、きれいなメロディと若々しい歌詞がすてき。これソウ君が歌うのが容易に想像できるなあ。ヒダカ作の「LAST DANCE」はもう…ビークルだとしか言いようが(笑)。曲調もアレンジも、ボーカルにかけてあるエフェクトからシンセのリフまでもうすべてかビークル! って感じでいっそ笑った。加藤さんが楽しくビークルの曲をカラオケで歌っているようだ。森若ちゃんとアイゴンの合作「SET 「O」SET ME FREE」、この曲好き! さすが付き合いの長い二人の作品なだけあって、加藤さんらしさや魅力が存分に出てますね。いい曲だ。スネオヘアーの「トークバック」、私スネオの曲はそんなに知らないのですが、こういう感じの曲を書くんですね。柔らかくて可愛い曲調だな、加藤さんのこういう歌い方ってちょっと珍しい気もするから貴重だ。堂島くんの「特別さジニー」、これも好きだ。コレらしいラブソングで、加藤さんの声にもはまってます。そしてお待ちかねのさわお作「MY TRUE COLORS」。私はさわおがリーダーに曲を提供、という話を聞いたときに、さわおらしい普段の曲調で作るのか、それとも加藤ひさしの声域を存分に生かしたイレギュラーな曲調にするのかと興味を持って想像していたのですが、この曲は完全に前者ですね。加藤さんの上手いボーカルで歌いこなしているにもかかわらず、ピロウズの演奏とさわおのボーカルで聴いてみたいと思ってしまったのは私がピロウズのファンでもあるからでしょうか。曲も歌詞もとてもさわおらしくて、なおかつ相当本気で書いたなと思える名曲になってますね。これは確かにアンサーソング以外でのトリを務めるにふさわしい。つうかこんな本気曲、トリ以外に置き辛いだろうな。とてもいい曲です。ピロウズのシングルカップリングとかに、こっそり入れてもらえないものか。最後にコレクターズの「Thank U」が来るわけですが、もう正直、これ来られたらどうしようもないな、というクオリティの高さ。加藤さんの歌もコレクターズの演奏も素晴らしく、今までの曲たちもとてもいいのですが、やっぱり加藤ひさしの作る曲と、リーダーの声とコレの演奏の相性ときたらただことじゃないという印象。もちろん加藤さんの作る曲自体が名曲であるというのもあるのですが、やっぱりリーダーの曲を、コレが演奏して、リーダーが歌うという形が一番魅力を引き出せるんだなあと思いました。「Thank U」は名曲だなあ、素晴らしいよ。

遊び心満載で、でもクオリティの高いいいアルバムで、20周年の企画としてとても面白いものが出来たと思います。これはたくさんの人に聴いてもらいたいなあ。


最新の画像もっと見る