ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

7/24 LIVING FOUR KICKS 2010 IN NAGOYA 感想文(レポじゃないよ!)

2010-07-25 | コレクターズ
久しぶりのコレクターズワンマンライブ。昨日も書いたけど男性客が増えてますね! 以前はいかにも彼女に連れてこられました的な人も多かった印象でしたがちゃんとコレTにコレタオルを首にかけての参戦というファンの姿も見られてなんだか嬉しいもんです。あとフレペ率高い。高すぎて見知らぬ同士であろう青年とおじさんが意図せずペアルックになってるさまも。というか男性客だけじゃなく全体的にお客さん多かった。リーダーも「パッと見て埋まってるな、ってくらい入ってるね!」と嬉しそうでした。今日は新幹線で来たんだよ、と報告したのにあんまり反応なかったのには「あれ?」と笑っていましたが。名古屋に新幹線移動できる程度にいろいろ余裕があるのはいいことですな。刑事の新幹線に絡むトークも聞けたし。

まず連日の暑さに言及。「埼玉(リーダーは以前埼玉をひらがなで書くのに抵抗があるとFC会報に書かれていたことに鑑み、漢字表記します)に熊谷って街があって、埼玉と言えば熊谷ってくらい有名な街なんだけど、もう…お年寄りが毎年5万人くらい死んでるんだよね。飢えと暑さで。主に飢えで。暑さのせいってことになってるけど。でもいま、岐阜もアツいらしいね」とのこと。慣用句としての「岐阜が熱い」っぽく言っておいて実は文字通り「岐阜が暑い」話です。「だから…岐阜の人でおじいちゃんおばあちゃんいる人は、今のうちに会っておいたほうがいいよ。お盆まで持たないから」と相変わらずのリーダー節。久しぶりに聞いて嬉しくなります。「でもみんなも気をつけたほうがいいよ。年寄りだけじゃなくて若い人もコロコロ逝ってるそうだから」と忠告したのちフロアを見回し、「…まあそんな若くもないか」とオチをつけて「じゃあ涼しい曲を」と「コールド・スリーパー」へ。

途中Qちゃんのドラムにトラブル発生。曲の終わったあとリーダーと刑事でドラムを覗き込み、スタッフさんがなにやら行き来する事態に。「スネアが破れちゃった」と加藤さんがフロアに報告し「というわけで今日はここまで」と締めに入ろうとするのに爆笑。「えー」と客が不満そうにすると「だってもう6曲も聴いたじゃない。あとは各自」とまとめようとします。各自って何をどうしろと。「たまにはいいじゃん、そんなライブも」と話していると、復旧できたとの報告があったようで「もう直っちゃったの? 休めると思ったのに」と不満そうでした(笑)。

曲が終わったあとコータローさんはチューニングが大変そう。加藤さんいわく「弦は鉄で出来てるから、暑いとすぐ(チューニングが)狂うんだよ」とのことです。しかしその後「だから暑いとお母さんもおかしくなっちゃうでしょ」と謎な発言が飛び出します。リーダーのほうが心配です。そこで暑さ話題に乗って「大人のあせもが」と話し始めたコータローさんにピンスポットが。「ピンもらうほどのことじゃないんだけど」と苦笑いしながらも「暑さのせいで、大人のあせもが増えてるんだって。読売新聞に載ってたよ」と報告するとそれに対して加藤さん「コータロー君新幹線に乗るとき必ずシュウマイ弁当と読売新聞持って入ってくるよね」と返していました。「10年前は朝日だったんだけどね」と刑事が言うと「それがどうして読売に替わったの?」とリーダーの質問。しばらく考え込んでいた刑事に「それはやっぱりあれなの? 勧誘のおじさんの人柄的な」と聞きます。「そうだねーやっぱり人柄かな」と答えると「やっぱり人柄だね~。美輪さんも人柄だって言ってたもん。ジョン・レノンは愛こそすべてって歌ってたけど人柄こそすべて」と納得されていました。そのあとの刑事の反応がよかった。「ラーメンだって鶏ガラ・豚ガラ・人柄って言うくらいだもん」との名言にフロア大笑い。「そうなの!」とリーダーも楽しそうです。しかし少し話したあとで「ああ、人柄ね!」と納得されていたようなのでもしかしたらリーダーは「人柄」ではなくスープのダシ的な意味で「人ガラ」だと思っていたのではないかとちょっと心配。「作る人の優しさが料理に反映するってことね。焼き鳥屋でも、がりがりの店主の店って嫌だもんなー。逆にコレステロール480超えてそうな体格の店主だといいなって思う」とさらに独自の価値観を披露していたのですが刑事の「でも俺リーダーの握った鮨は食いたくない」との発言にショックを受けたもよう。「えー? それは何、ファッションが問題なの?」と問い詰めると「いまのその衣装ならいいかな」と基準のよく分からない答えが返ってきました(この日のリーダーはアメコミっぽい柄が全面にプリントされたスーツ)。「カレーなら食べる」と言った挙句「小里くんはサンドイッチ」と畳み掛けるコータローワールド。「小里くんはサンドイッチなんだって。サンドイッチマンだ」とリーダーも受けていました。カレーといえば、の流れから「俺ほんと料理が出来ないんだよ。ノークッキングなの。でも人生で二回くらいどうしてもカレーを作らなきゃいけない羽目になったことがあってさ」と話し出すリーダー。どんな状況なのかよく分かりませんが。「で、俺は出来ないけどコータロー君は料理が得意なのね。だから電話で作り方を聞きながらやってたんだけど、『たまねぎを切って』って言われてもどう切ればいいのかわかんないの。だからそれはアップルレコードに切ればいいのか、それともストーン・ローゼスにすればいいのかわかんないんだよ」との説明に受ける客席。ミュージシャンっぽい例えで面白い。「『アップルレコードでいいの?』って聞いたら、『当たり前だろ!』ってすごく怒られちゃって。コータロー君ああいうとき冷たいよね」と責めるような口調のリーダーに刑事は「あんな出来ないとは思ってなかったんだよ」とちょっと恥ずかしそうにしていました。 

「じゃあ次はコータロー君がサービスでやってる…もうサービスでもない? はまっちゃった?」と、ツイッターに行きそうな流れに。「はまってるってほどじゃないけど」「でもまめにやってるよね」「友達とか参加して来てるから、勝手にやめられない感じになってる」と、刑事はあくまでも冷静なスタンスを守るもよう。そこでリーダーが「この中でツイッターやってる人いるの?」と聞くと、10数人が挙手。「意外と少ないんだね」とちょっと残念そうでした。

「渋谷クアトロで毎月やってて、明日もあるから正直今日は手抜きしようと思ってたんだけど」とまた素でひどいことをリーダーが言うとフロアから不満の声が。「でもステージ立つと忘れちゃうね」といい感じでまとまりかけたのに「駅伝とかマラソンだってペース配分ってものがあるじゃない。所詮名古屋は給水所」と憎まれ口のリーダーです。すると刑事が「本気にする人いるからよしなさいよ」とたしなめるではないですか。珍しいもの見た。「でも、コータロー君でも、レコーディングとかで真剣に弾いたソロより床に寝っころがって弾いたソロのほうが出来がよかったりすることあるでしょ?」と食い下がる加藤さんに「まあ最近はね」と刑事。「そういうもんだよ」とまとめようとしたリーダーですが「じゃあこれから楽屋でギター弾いてこようか」とコータローさんも適当なこと言い出します。「涼しいし」「食べならが弾けるし」とちょっと乗り気な二人ですヤバイ。「でもだめだよ、コータロー君がいないとみんな寂しがるよ」とようやく引き止める加藤さん。フロアも拍手喝采です。しかし「そんなことないよ。所詮ギターなんてバックですよ。俺がソロとか弾いてるときに(客席)見てるとみんなあなたのこと見てますよ」と急にリーダーを持ち上げるコータローさん。「黒子だよね」「黒子だよ」とQちゃんも参加してきました(笑)。すると「えっ、俺なんて君を引き立てるために歌ってるAC/DCのボーカルみたいなもんだと思ってたよ」と今度は刑事を上げるリーダーです。この流れを止めようと思ったのか刑事の放った一言がよかった。「四人でひとつだよ!」。ふざけたトークが素晴らしい感動的なテーマに推移したもんです。受けまくるQちゃんとグータッチする刑事。面白い人たちだ。

面白いMCは他にもこまごまあった気がするのですが思い出せませぬ。あ、なんかリーダーがまた好き放題言ったあと「名古屋に来たんだから名古屋のこと褒めなさいよ」と刑事がたしなめるシーンもありました。ほんと珍しい。「そうだね、こないだもあんかけスパのこと悪く言ったらすごい怒られて殺されかけたもんな」と反省しているのかなんなのか怪しい発言に続きましたが。あと曲順は最初から覚える気ゼロだったのでセットリストもなしだ! でも「スウィート・シンディ」とか「恋はLet's Go」とか「ビフバンパウ」とか聴けて嬉しかったので満足セットでした。新譜からもたくさん聴けたしね!「今が最高!」はアルバムで聴いていたときから好きな曲だったけどライブだとより映えるね。サリンジャーには申し訳ないけど「ライ麦畑の迷路の中で」を生み出すテーマとなってくれたのが私の中では一番のいい仕事だ。これもライブでの迫力すごかった。新譜からだと「明るい未来を」を聴けなかったのだけ残念だな。いずれ機会はあるでしょうが。

とても楽しいいいライブでした。行けてよかった!


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