ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

12/10 THIS IS TIME FOR ACTION IN 福岡DLUM Be-1

2005-12-16 | コレクターズ
もうかなり前になってしまいますがコレクターズ福岡ライブ、怪しい記憶とライブ後ホテルで書きなぐったメモを元にお送りします。

名古屋、大阪と平日が続いた後の土曜日ライブ、フロアは満杯というほどではないけどそこそこ埋まってる感じ。名古屋よりはずっと人が多かった印象です。加藤さんもMCで「素晴らしいウイークエンド」と、嬉しそうでした。「福岡久しぶり、どれくらいぶり? 10ヶ月くらい…そんなに空いてないね。花田くんと来たのって2ヶ月くらい前だっけ」とコータローさんに振りますが、刑事は黙ってうなずいたり手を振ったりすることが多く「手話やめろよ!」と加藤さん怒ってました(笑)

セットリストは基本メニューどおり。ステージは相変わらず素晴らしいのですが、まだちょっと緊張しているのか福岡反応がおとなしい感じです。盛り上げようとしたのか(まるでとっておきのネタを振る芸人扱いして申し訳ないのですが)「福岡ではまだ、今年のハプニング話してないよね」と、長いMCが始まりました。「まず、スピッツ事件!」と言うとQちゃんがタイミングよくドラムでSEを入れます。「Qちゃんも叩きたくなるよね」と、フリもうまい。「まず、今年の8月はすごいライブが多くて、3日に1回くらいライブやってた。寝てるかライブやってるかだった」と断言した加藤さん。しかしさすがに思い直したのか「…言い過ぎた。寝てるか起きてるかライブやってるか…。寝てるか起きてるか食べてるかライブやってるか…。寝てるか起きてるか食べてるか何かやってるかライブやってるか、とにかく忙しかったんだよ」最後の状態はあまり忙しそうに思えません。「それで仙台で、スピッツとライブがあったんだけど、当日すごい地震があって、あれ震度どれくらいだっけ」とコータローさんに振りますが「どれくらいだっけ」と当てになりません。「アネハかける3くらいのすごい地震で、あれきっとアネハ(頭を直すしぐさをしながら)ずれたよね。動いちゃったね。俺もヅラ直したもん」また来ました姉歯話。本当に好きだな。「新幹線止まっちゃって、動けないんだよね。それで俺たちは中止だ、飲んじゃおうって喜んでたんだけど、同じ新幹線にスピッツが乗ってて、帰らないでって言われちゃったんだよね。で、4人で困ってたら怪しいじゃない。取材のTVカメラが一番ヅラっぽいQちゃんに寄ってきて、全国放送でヅラがばれたんだよね」と加藤さん。なんとQちゃんまでヅラキャラにされてしまいました。「なんて言ったんだっけ?」と振ると「ヅラです」と、事実と違う方向にMCが行ってしまいました(笑)。しかし更に続きます。「それで大阪経由で飛行機で移動することになったんだけど、あわててるからスピッツのマネージャーがコータローくんの名前をツルイチコータローって間違えてさ!」その言葉を受けたコータローさんの「失礼だよね」とぽろっとこぼした発言がオカシイ。気に入ってたくせに(笑)。「で、この人新幹線で行くつもりだったから、携帯用のナイフをポケットに入れてたんだよね。俺や小里くんがどうなるのかな~って見守ってたら、警備員がこう、帽子とヅラを直しながらやってきて」突然の新ヅラキャラ登場に、Qちゃんが「みんなヅラなんだ…(笑)」とつぶやきます。「『ツルイチコータローさんに間違いありませんね!?』って。そしたらこの人『間違いありません』って!」そこで言い訳のように加藤さんに向かい「急いでたからね」とコータローさん。「オレご先祖様に申し訳ないと思ったよ」と笑っていました。「それで仙台に行って、(Zeppに)スピッツファンがいっぱいいるわけですよ。スピッツのメンバーが大阪経由で仙台入りしたって話しをしたら盛り上がっちゃって。負けてられないと思ってコレクターズの出番に『俺たちはソウル経由で来たよ』って言ったら、信じちゃってるの。『ありがとうー!』とかお礼まで言われちゃった。騙されんなよ」いや、スピッツファンは加藤さんの性格の悪さには免疫がないので、そんなところでウソつかれるとは思ってないと思います。

そのあたりまで話したところで、加藤さんがコータローさんに二つ、Qちゃんにひとつマラカスを「自分の仕事忘れんなよ」と言いながら手渡します。この二人にマラカス? と疑問に思ったのですが、そう言われたコータローさん、リーダーの耳に口を寄せて何かを話しています。笑いながら加藤さんが「おしゃべりしないの? だって!」と報告してくれてフロア爆笑。「じゃあ、おしゃべりしようか。そのあとのビーナスフォート事件」と、更に8月のハプニング話が続きます。「ビーナスフォートのイベント、放送されたのって見た?」と客席に聞き、「見たー!」などの声を確認した後、本題へ。「ビーナスフォートってね、お台場にある…アレはショッピングモール?」とコータローさんに確認。「ショッピングモール」と答えが返ってきます。「もうね、あれはね…福岡のみんなのほうが、ずっとシティ派」とつぶやいた加藤さん。「シティ派…」「シティ派…?」微妙な言葉のセレクトにどよめく会場に思わず苦笑いです。そういえばこの数日、一緒にライブ見に行ったSさんと「シティ派」が流行語になった(笑)。「イタリアを意識したと思われる歩き辛い石畳があって、あれはきっとアネハの設計。天井もさ、空の絵が描いてあるの。あれはヒューザーが造ったんだよ。そこでコレクターズライブをやったんだけど、2曲目か3曲目の途中で、電源が落ちて、完全に俺の声が出なくなっちゃったのね。それで、(マイクを叩くジェスチャーをして)こうやってる映像が、生放送で全国に」。受ける客席に、更にコータローさんの「しかもアップでね」が追い討ちをかけます。何度か聞いたことのある話なのですが、この辺のエピソードは本当に面白いな。ようやく曲に移行したのですが、さっき渡されたマラカスをコーさんとQちゃんが振るところからの始まりです。客席も何が始まるのかぴんと来ない様子。数人は気付いてたのかな? しかしそのマラカスの音に、リーダーのアコギが入ってきたところで気付きました! 同じように理解したフロアが大歓声! 「ドッグレース」ですよ! ふだんは「ハッピー&ラッキー」になっているコータローさんボーカル枠で、まさかの曲に大盛り上がり。私も初めて聴く初期の名曲は、とてもかっこよくて感動的でした。素晴らしかった!

客席からメンバーの名を呼ぶ声援がありますが、その中に「誠さん!」と小里さんファンの声が。それを気に入ったのか、リーダーが小声で「誠さんー」とつぶやきます。すると珍しくコータローさんが小里さん側に身を乗り出して「誠さーん!」と。さらにQちゃんまで「誠さんー」と声をかけると、「みんなで俺のことバカにしてんのか」と小里さん(笑)。言葉は冷たいのですが(文章にすると余計)、クールないいツッコミ風で非常に面白かったです。小里さんのMCって本当にハズレがないと言うか必ず面白いこと言ってくれるので、もっと喋って欲しいなあ。

クアトロDVDの告知のときのこと、(確か福岡だったと思うのですが)いつものように「打つ刑事」「奏でるQちゃん」「踊る小里くん」と見所を説明しているとき、「俺は直す加藤…」とリーダーが言ったときに「頭?」とフロアから声がかけられてしまい、苦笑いのリーダー。笑いながらも「オマエの顔忘れないからな!」と指差す大人げなさが大好きです。そして野音の告知。「女は彼氏を3人作って来るように!」との使命が。ヤバイノルマ上がっちゃったよ。

アンコール1曲目は「TOO MUCH ROMANTIC!」でした。間奏の刑事のギターに合わせて踊る加藤さんがもう、こう言っちゃ失礼かと思いますが超可愛い。この曲自体も大好きなんですが、このリーダーを見るのも好きだなあ。ここでまた「今日は誠さんの部屋に行って一緒に寝るんだ」とか、先刻のMCを引っ張る加藤さんです。そして「今、ライブの最中に急遽決定しました。3/36にドラムロゴスにまた来ます! あまりに素晴らしいライブなので、ライブハウス側が是非出てくださいと」との報告が。ドラムロゴスって、ドラムシリーズで一番大きなハコですよね。嫌がらせか、とキレかけましたが、おそらくイベントだろうということで納得(翌日長崎で判明)。ロゴスでたくさんの人にコレクターズを見て欲しいなあ。

この日も披露した「マッハGOGOGO!」。回数重ねる度に良くなっていくなあ、かっこいいです。加藤さんも楽しそう。ここで「この曲のレコーディングのとき、コータローくん熱が43度あったんだよね」と言った加藤さん。それは死んでる、と客席の誰もが思ったのを察してか「ほんとは40度だったんだけど」とコータローさんが訂正しました。すると「ちょっとサバ読んどきゃいいんだよ! 世の中そういうもんなんだよ、芸能人で165センチあるって言ったら大体161センチしかないんだから」と、強引な論調で押し切る加藤さん。コータローさんも同意したのか「借金が16億って言ったら、6億ぐらいなんだよ」と言いますがどうしてそういう例えが出るのか。「鉄骨16本って言ったら、3本くらいなんだよね。世の中そんなものなんだよ」と加藤さんによって締められました。

最後にもちろんリグレイとコレクターで盛り上がり終了したこの日のライブ、終わってみれば最初の緊張など吹き飛んで、フロアごととても盛り上がったいいライブでした。レポがMC中心になってしまって申し訳ない、でもとても素晴らしいステージであったことはここで強調しておきたいです。