ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

12/7 THIS IS TIME FOR ACTION IN 名古屋クラブクアトロ

2005-12-08 | コレクターズ
コレクターズのライブツアー、名古屋に行って参りました。平日の名古屋ってことで客が少ないのが気になるところ。しかしそれでもまったく普段と変わらないどころか、非常に楽しいライブを見せてくれました。

まずラメのユニオンジャックジャケットで登場したリーダーに釘付けになりますが、毛先パーマかけてんのかという感じに長く伸びたコータローさんの髪も気になります。冒頭は「BIFF BANG POW」で幕を明け、「虹色サーカス団」「愛してるというより気にってる」と盛り上げます。ものすごく久しぶりに聴く「GOOD-BYE」も! 大好きな曲ですよ、とてもよかった。加藤さんの声と曲ほんとに素晴らしいです。「こんばんは、ザ・コレクターズです」と挨拶した加藤さん、「平日の名古屋!」ともう客の入りが悪いのを早速ネタにするタフさ。「最高だね」と楽しそうです。「ツアーも今日で二回目…なのでまだ元気です。もう長崎の自分を想像したくないんだけど」と弱気なことを言うと「リーダーちゃんぽん好きじゃん」と的外れなことを言い出すコータローさん。「好きだけどさ、そうことじゃないんだよ」とリーダーに突っ込まれていました。「どんどん体力が落ちていって、髪の毛も落ちていって、アネハみたいになったらどうしようと思って」と言った加藤さんに「長崎まではもつよ」とまたしても変なフォローが。「だんだんヒューザーみたいになったらどうしよう」と加藤さんが心配してると「でもアレいきなりはげるらしいじゃん」とコータローさん。「俺の知り合いでもいたんだよ、精神的に参っちゃってさ、朝起きたらごっそり抜けてたって」と報告すると「俺も、君に悩まされてるじゃん。ある日突然ごっそりいくかも。ホテルで」「ホテルでね」と、加藤さんの苦労がしのばれるMCです。「でも今日はメンバー4人で仲良くとんかつ食べに行ったよ」と加藤さんからの報告がありました。クアトロの入ってるパルコの7階で食べたそうですが、客席から「矢場とん?」やら何やらと声がかけられると「うるさいよお前!」と大人げなく切れておられました。

「BIFF BANG POWという素晴らしいアルバムから何曲かやります」とのMCから、「プリティ・グリーン」「メイビートゥモロー」と続きます。メイビートゥモローのイントロのギターの気持ちよさといったら何事でしょう。ライブだとすごく盛り上がって楽しいなあ。

「来年20周年を迎えます。いまだに実家のお母さんには、そろそろ就職しなさいと言われます。近所の工場にでもって。景気も良くなってきたことだしと。お母さんが死ぬまでに一回くらい就職しようかと思ってますが」ととんでもないことを言い出す加藤さん。ライティングが暗かったのを指して「この照明が悪いんだよ! どんどんネガティブな方向へ行っちゃう」と、ステージと客席を照らさせます。そこで明るくなった客席を見て「コータローくんはこの中から家出少女を見つけ出すからね」と謎なMCを。すると「今は家出のシーズンじゃないからね」と刑事。「寒くなってきたからね、家出もホームレスも大変だよ」と加藤さんが答えていますがやっぱりMCがネガティブです(笑)。「来年の話をすると鬼が笑うっていうじゃないですか」と言いながら笑っている加藤さん、「どこに鬼がいるんだよ」と言いながら。そこで20周年のライブを日比谷野音でやるという告知をしました。「3500人…今バードウォッチング的に数えたところ、この会場には200人くらいしかいません。来年までに、彼氏を作ってきてくれ」と女性客に使命が下されました(笑)。「それで、連れて来てくれ。そこで倍に。気に入らなかったら別れりゃいいじゃん」と非常に無責任な発言です。更に男の客に向かい「彼女を連れて来てくれ。2人以上」とより苛酷な指令が。2人以上の彼女作っても、一緒のライブには連れてこれないんじゃ…。とにかく野音には、人を連れて行くことが望ましいようです。

加藤さんがアコギを持って「THE MISFIT'S MANIFESTO」を。なんかライブでやるとは思わなかった意外な曲です。更に「ロケットマン」。また今日も加藤さんの声が調子が良くて、とても美しく響きました。歌うまい。しかしそのあとの「グレートアメリカ」で、Qちゃんのほうを向いてかっこよくギターを弾いていたコータローさんが豪快に音を外しました。もうQちゃん爆笑、コーさん照れ笑い、加藤さんも笑っているという変な出だしに(笑)。

この日はメンバー全員調子が良かったようで、加藤さんの声もよく出ていて気持ち良さそうでした。歌い終わったあと何度も「素晴らしい」と言いながら拍手をする加藤さんが見られて、まったくその通りだと納得する出来でした。

「プラグミーイン」が聞けて嬉しかった! ほんとにいい曲だな、大好き。終わった後「くっつきたいね。プラグミーイン!」と楽しそうな加藤さん。「歌うのが恥ずかしい歌詞だ」と言ってましたが書いたのはあなたです。「たとえば宇宙を旅するアポロとソユーズさ…古い! 知らないでしょ、アポロとソユーズ」と言うと「知らないー」と客席から声がかかり「知らなくていいよ、上等!」とコータローさんのような口調で答えていました。「今年の夏、クアトロマンスリーのライブをやったのですが、それがDVDになります。素晴らしいDVDになったのですが、が、しかしバッドハウエバー、素晴らしく遅れました。あと、7、8日で届くと思うので、BBSに書き込みはしないで下さい」と弱気な発言に場内爆笑。「あれ見るたびにドキッとするんだよね。こんなに大きくて堂々と歌ってても、けっこうナイーブなんだよ」だそうです。いや気にするべきはDVDよりライブの告知が遅(以下略)。「その代わりすごいボリュームになりました! 155分! 長い! 途中で寝ちゃう。コータローくん155分ってどれくらいだか分かる?」と加藤さんに振られ、「わかんない」と答えるコータローさん。「2時間が120分だよ」と教えられると「2時間35分だ」と正解を答えていました。「やれば出来るじゃない、塾の先生になったみたい」と、加藤先生も嬉しそうです。プライベートのオフショットも満載の「映倫ギリギリ!」なDVDになるそうです。そして「ここにいるみんなはハッピー?」と客席に聞きます。「ラッキー?」で盛り上がる会場。するとコータローさんが着ているブラウスのボタンを外し始めます。フロアからは大歓声が(笑)。「ハッピー&ラッキー」を歌い終わると、またボタンを留めなおしてしまいました。なんだったのか。そして加藤さんがお色直しのため舞台を去り、3人でのインストをはさんで「TOUGH」で加藤さん再登場。きれいなブルーのシャツに着替えています。加藤さん痩せた? そのまま「スゥイート・シンディ」でさらに盛り上がり、「時間が経つのは早い」との言葉をつけてラストナンバー、「夜明けと未来と未来のカタチ」で本編は締められました。

アンコールで出てきたメンバー、「ロマンチックな夜にしよう」と「TOO MUCH ROMANTIC!」へ。このときのコータローさんのギターも素晴らしかったな、加藤さんがご機嫌で踊っていて楽しそうでした。盛り上がりに対して「いいねえ、平日の名古屋!」と外したこと言うのが面白い(笑)。「2月か3月にアニメのトリビュートが出ます。そこでローリーと参加したキャンディキャンディは、恐ろしすぎたのでもう歌いません。コレクターズではこの曲をやりました」と「マッハGOGOGO」を! これがすごいかっこよくて、コレらしいし加藤さんの声に合ってるし盛り上がれるしで非常にいい出来になっていました。コレのカバーってハズレがないなあ。その後「パンクオブハーツ」で一回目のアンコールが終了、ダブルアンコールはリグレイとコレクターの定番で決めてライブは終了しました。

客の数は少なかったんだけど、それをすらネタにして盛り上げてしまう余裕が、安心して見ていられて嬉しかったですね。メンバーのコンディションもすごくよかったようだし、人数少ない分だけフロアがアットホームな感じと言うか、みんな楽しそうに盛り上がっていていいライブでした。そうそう、パンクオブハーツのコータローさんのジャンプが27回もあったんですよ! これ最高記録では? ほんとに楽しそうでした。あと、最後コレクターが終わってフロアから伸ばされた手にメンバーがタッチしているとき、コータローさんが手をつかまれて引っ張られちゃって、もちろん振りほどけたんだろうけど「助けて~」みたいにして困ってたらQちゃんが後ろから引っ張りあげてあげたのが微笑ましかった。「おおきなかぶ」かよ!