日本医師会が、会員を対象に2016年1月~7月まで医師の喫煙意識調査を実施した結果の発表がありました。
医師会員の喫煙率は男性が10.9%、女性が2.4%とのこと
JTによる2016年の全国たばこ喫煙調査によれば、習慣的に喫煙している国民は男性29.7%、女性9.7%とされていますので、それに比較すると低めです。
日医会員 <男性> <女性>
2000年 27.1% 6.8%
2004年 21.5% 5.4%
2008年 15.0% 4.6%
2012年 12.5% 2.9%
2016年 10.9% 2.4%
調査開始時の2000年から比較すると着実に喫煙率は減少しているようです。
男女ともに「医師は喫煙すべきでない」と考える人が増えているようですが、患者さんへ「喫煙は体に良くない」と禁煙指導をする立場の医療従事者としてはまだまだ高めの喫煙率ではないでしょうか
欧米では「喫煙する医師は信頼されない」という風潮もあり、欧米先進国医師の喫煙率は5%~10%以下と日本同様年々低くなっているようです。
ちなみに医療従事者の中では、看護師>歯科医師>医師、薬剤師の順で喫煙率が高く、以前の調査では看護師は国民平均の2倍とも
確かにひと昔の看護師さんはぷかぷかと煙を吐く姿をよく目にしていましたが、今では時代の流れと共に禁煙の意識が高まりほとんど見かけなくなりました。
2019年ラグビーW杯、2020年東京五輪も控えており、世界のマナーとしてタバコの副流煙や分煙対策を都や国にしっかりとやってもらいたいものです