11月に入ってから流行がみられていた嘔吐、下痢などの胃腸炎に加え、高熱の続くアデノウイルス感染症も増えてきています
アデノウイルスは51種類もの型があり、結膜炎(流行り目)、上気道炎(咳、鼻水)、胃腸炎(嘔吐、下痢)などを引き起こす夏風邪の代表的な感染症です。
都内でも最高気温が10℃を下回るような時期なのに、クリニック周辺の地域ではこのアデノがかなりの流行をみせています。
主な症状は、4-5日間続く高熱、のどの痛み、腹痛、下痢、といった症状です。
人によっては、目の充血を伴う結膜炎を起こしており、この場合は「咽頭結膜熱:いわゆるプール熱」と診断します
アデノウイルスに対する特効薬はありません。
感染してしてしまったら、対症療法(解熱剤、咳止めなど)や自宅で安静にしておくことです。脱水にならないように水分もコマめに摂りましょう!
家族内にも感染するので、予防のためにも手洗い、うがいは忘れずに
学校伝染病「第2種伝染病」に指定されおり、解熱後2日間は学校や幼稚園はお休みしなければいけません。
アデノウイルス感染症について→http://www.senpukukikan-navi.com/expression/adeno-virus.html
12月に入るとインフルエンザの流行も少しずつ聞こえてくる頃です。
インフルエンザは予防接種がちゃんとありますので、出来る限り年内に接種を済ませておきましょう
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