地球温暖化というのに今年の冬は近年にない度重なる寒波襲来です。
1月末の豪雪に続き、またまた各地で前回をうわまわる降雪です。
11日の朝、積雪はそれほどではありませんが気温が低いのか、日が昇ってもなかなか融け去りません。
庭の片隅で咲いているカンザキアヤメ:寒咲菖蒲が雪の中に薄紫色の花を咲かせています。
地中海の東部沿岸に分布するアヤメ科アヤメ属の多年草で、本来乾燥した岩礫地の斜面に生え、高さは20~30センチになります。葉の幅は約3㎜と非常に細く、晩秋から冬の終わりにかけて花を咲かせます。花はふつうスミレ色ですが、まれにピンク色や白色もあります。花披片の真ん中には、オレンジ色の筋があります。
冬に咲くアヤメとして珍しい花で、あちこちの庭で見られますが、季節的に違和感があるのかあまり人気のある花とはいえないようです。とはいうものの雪が降った庭に咲いている姿は健気で、がんばりやと声をかけたくなりました。