神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

THE RULE OF FOUR / CALDWELL & THOMASON

2006年06月13日 | 翻訳・英語
 ルネサンス期の古書の謎解きを軸にプリンストン大学の4人の学生の冒険(?)が描かれています。500 Years Ago the First Men Were Murdered to Protect the Secret. という謳い文句につられて八重洲のバーゲンセールで買った本です。で、結論はというと、謎解きの部分は結構面白かったのですが、それ以外ははっきり言っていまいち。プリンストン大学の学生生活といったものに興味のある人にはそれなりに面白いのでしょうが、私には退屈でした。サスペンス部分の筋立ても乱暴だし、恋愛も入れないといけないとばかり、あれもこれも書きすぎで結局どれも不完全燃焼。大体において著者が複数の本は面白くありませんね。というわけで一応ニューヨーク・タイムズのベストセラーなんですが、私はお薦めしません。