神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第4番

2006年06月02日 | 音楽
 昨日のウォーキングBGM。演奏はアルバン・ベルク四重奏団。
 名曲の誉れ高い作品です。特に第一楽章が素晴らしいと思います。この緊張感はベートーヴェンならではのものですね。そしていつもながらの完成度。練達の技です。
 昔から思うのですが、神様はほんと、不公平です。作曲家なんて当時でも何人もいたでしょうに、彼らの作品はほとんど忘れられ、ほんの一握りのスーパースターの曲だけが残されるのですから。この曲にしても他の作曲家だったら、これ一曲で音楽史に残るくらいの名曲なんですが、ベートーヴェンにとっては数ある傑作のひとつにしかならないのですね。他の無名の作曲家でも代表作にはそれなりの出来の曲もあると思うのですが、歴史の審判には耐えられなかったのでしょう。