ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

御神馬:鹽竈神社

2009年02月10日 19時04分18秒 | 塩竈の散歩道
 鹽竈神社の御神馬

御神馬とは 

御神馬とは神のお使いであり幸福をもたらす瑞相の馬とされ、神の乗用に共する馬です。
神社に奉納した馬を総称します。
鹽竈神社の御神馬の歴史は古く、多賀城が開府した頃からと伝えられます。
何度か鹽竃神社について書いていますが、その起源はハッキリしていません。
歴史的な考察からすると、多賀城との絡みがあり密接な関係にあると思います。
まぁ、私の説ですが・・・・
御神馬に関する記録がハッキリ現れるのは、文和5年の古文書とあります。
・・・・文和5年はたぶん延文元年では無いかと?
そうであれば、1356年になります。


鹽竈神社の御神馬には、条件があります。
白の七文の瑞相をもち乗馬、挽馬に使用したことのない、清浄な馬で、二歳馬の時奉納されるとあります。
この習わしは、仙台藩四代藩主伊達綱村公が、古例を復して御神馬を奉納してから習わしとなったようです。




近づいて見て見ると・・・・



遅かった・・・・
金龍号は、昨年12月14日馬齢28歳(人間にすれば112歳)を以ってその役目を終えたようです。

昔は、御神馬も年を取りますと、老後の余生は、馬放島に放され最期を迎えたのです。
昔は、馬が沢山居ましたから、そのように出来たのでしょう。
今は代わりの馬が・・・それも条件付きですからね。


多門山から見た馬放島
枝で見難いのですが、ご了承下さい。 七ヶ浜町の代ヶ崎浜からは、目の前に見えるのですが、撮り合えず、以前撮ったもので・・・・


さて、金龍号・・・実は、元気な頃の写真があります。

携帯で撮ったものですがご了承下さい。

この金龍号、昭和54年5月11日、宮城県鳴子町川渡、高橋幸雄氏生産。
鼻筋・下唇・尾尻・計、七白文があったそうです。








去年の写真ですが、この頃は人参を喜んで食べていたのに・・・

アルバムを見ていたら1981年の写真が出てきました。昭和56年になりますから、塩釜神社に来て翌年になりますね。





娘と・・・






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16 コメント

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Unknown (桃源児)
2009-02-10 19:55:43
金龍号、112歳ですか、長生きしましたね。
最後は自由に生きさせたかったのでしょうけれど、代わりの馬がいないとそういうことも出来ない。可哀想な気もしてしまいます。
それにしても、美味しそうな団子の写真です。
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桃源児さんへ (ひー)
2009-02-10 20:15:01
早々お出まし、ありがとうございます。
御神馬の話しをしようと思いながら、1年が経ちました。
もう一つ、この神社の天然記念物の桜を採り上げてません。
今年の春ですね。
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あの~ (モコ)
2009-02-10 20:38:28
手に持っている
三色の団子の方が気になりますねん
あんこにゴマと醤油のあんかけ・・
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Unknown (ほでなすいっく)
2009-02-10 20:46:26
団子が超気になるんですけど
絵に描いた餅ならぬ団子…

御神馬28歳なら長生きですよね
条件に合うお馬さんが誕生するまで、厩は空いたままなんでしょうね

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モコさんへ (ひー)
2009-02-10 20:50:07
ひーは、醤油・・みたらしが好きですねん。

ゴマも・・・
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いっくさんへ (ひー)
2009-02-10 20:53:40
んだっちゃね~
空家は寂しいね。
普通の馬にペンキで白く七つの文をつけっぺが?
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お晩です (あーさん)
2009-02-10 20:54:19
神馬の条件、納得できます。

狛様、戦闘タイプですね。
東北本部長はん、エエ仕事したはりまっせぇ♪
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あーさんへ (ひー)
2009-02-10 21:01:39
お恥ずかしゅうございます。
これからは、チェックしながら写真撮ります。
面白いのが見つかればと思いますが・・・
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お~ (維真尽(^^))
2009-02-10 22:12:41
狛犬ロ~ド 始まりましたね (^^♪
ひ~さん風 
期待してま~す (^_-)~☆
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いーさんへ (ひー)
2009-02-10 23:46:54
お挽です。
まぁ、慌てないでのんびりやります。
たまに覗いてください。
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