ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

遠野:常堅寺の狛犬さん/カッパ狛犬

2009年03月13日 08時20分17秒 | 岩手県の散歩道
蓮峰山 常堅寺(じょうけんじ)
延徳二年(1490)・・・おまけ!時の将軍は足利義稙4年間で終わってます。

開基は大原弾正勝行、遠野郷の曹洞宗十二力寺の筆頭である

「遠野物語」八八話にも登場している。

簡単に説明すると、ある大病をしていた老人が、お寺に話を聞きに来たという。
和尚は老人にお茶を出し、気楽な話をしてその老人は帰った。
門を出るとその老人は消えてしまっていた。小僧は驚き和尚に話す。
お茶は畳の間にこぼしてあったという。
その老人はその日に亡くなったそうだ。

これは、今でもよく聞きますね。親類縁者などに亡くなる前にお知らせに来たのですね。

八七話にも同じような話があり、お茶を飲みに来たり、挨拶にきたり、世間話しをして帰るが、その者は外出などできる容体では無く、その日に亡くなった。


          

山門にある白木の仁王像二体はもと市内附馬牛町(つきもうしちょう)の早池峰山妙泉寺が廃寺になる際、移したもの

お寺ですが、しっかり狛犬が守ってます。



頭上に角がありますが、本来獅子・狛犬のうち狛犬につくものとされています。突然獅子・狛犬と分けて書きましたが、いずれ狛犬メモにて記したいと思います。
この場合の合い方には宝珠を載せますが、今回の場合例外のようです。
下記にカッパ狛犬の頭が皿のようになっていますが、角または宝珠が取れたあとなのかも知れません。これも詳しくは後程記したいと思います。




オッカッパ狛犬



こんないわれが・・・・


頭に皿があるのですが一往狛犬なので・・・・


なんか微妙・・・・


カッパに気を取られ、本堂の写真撮るの忘れた。  本堂の両脇にいました。



狛犬メモ

 平安末期の公事手引き書である「類聚雑要妙」には、下記のように述べられています。
「左獅子、於色黄、開口。右胡摩犬、於色白、不開口、在角」
これを見ると獅子と狛犬を分けていますね。
また、阿形・吽形の別や体の色の違いそして角の有無まで示しています。
面白いですね。
この向きは、神殿から向きのようです。
実は、阿吽の配置は、左右を基準にしているのでは無く、東側が阿形で西側が吽形という考えもあるようです。
一般的には南向き建てられますが、地形の関係で、北向きになれば阿吽の配置は逆になると言うことですね。
微妙な向きの場合は、東よりに阿形が来るようです。
しかしながら、神社と言うものは特例が多いようで、必ずでは無いようです。



コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
可愛いですね。 (ミモザ)
2009-03-13 21:16:08
カッパ狛犬可愛いですね。
ひーさんのブログは昔ばなしなどが登場するので楽しいですよ。
私も狛犬の本を買っていますのに、買って安心で、真面目に読んでなくて・・・
困った性格です
返信する
ミモザさんへ (ひー)
2009-03-14 08:56:29
そうなんですよね。同じですよ。
興味のあるところから読んだりして、後で大事な事が書いてあるのに気づきます。
返信する
カッパ狛犬 (あーさん)
2009-03-15 01:17:37
というより
カッパタイプの狛犬が正しいのでせうかネww
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あーさんへ (ひー)
2009-03-15 09:07:35
敢えて、頭をカッパのように作ったのですかね。

遊び心は大事ですね。
返信する

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