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『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2012』 その16

2012-10-16 11:25:14 | 出来事

9月17日(月) いよいよ大地の芸術祭も最終日。 

最後は hf-matsu さんと一緒に、観賞してきました 

 

まずは、川西エリアでどこにあるのか分からなかった作品へ。 

K029 『20 minutes walk』 

 

正確には、もう一箇所に作品があるようですが…

川の流れを変えて耕地を拓いた「瀬替え」をテーマにした作品。

 

 

 

この場所には、瀬替えについての説明がありました。

 

 

 

 

 

「ふむふむ、なるほど。」

hf-matsu さん、一生懸命勉強中。 

 

 

 

続いて向かったのは、十日町エリア漉野地区。

旧東下組小学校。

 

『Soil Museum もぐらの館』 

入り口はモグラの穴の雰囲気 

 

 

 

T257 『もぐらの土道』

 

入り口の丸い穴はゲートだったようです

この地域の土を使って、壁を設置。 

土の魅力を見直す空間を作り上げたのだそうです。 

 

 

トンネルの中を通り… 広がった空間には… 

 

 

 

 

T260 『太古の光〈表層 Tunnel〉』

 

手掘りトンネルの宝庫、房総と新潟の写真を展示。

土の中への旅を楽しむ空間だとか。 

 

 

 

T261 『空(QOO) - 近未来ノスタルジー』

 

黒い陶板をボルトで連結した作品。 

未来の宇宙船にも見えるし、トンネルを掘る掘削機にも見える。

なんかこういうのって、男は好きですよね~ 

 

 

 

T261 『輝器 KAGAYAKI』

 

光を発する焼物。 

土の中を進む、乗り物のようです。 

 

 

 

T259 『ブラック・ボックス』

 

陶製の黒い箱。 

床は土で固められた土間。 

日本人が土と接してきた方法を踏襲し、懐かしさを感じる空間となっている。 

 

 

T260 『太古の光〈表層Tunnel〉』 

 

日本各地・新潟の土の写真を展示。

正面に照らされているのは… 地層をそのまま剥がしたもの。 

 

 

 

T264 『土壌モノリス - 日本の土・1万年のプロフィール』

 

土壌の生成には1cm 約100年。

1m 1万年の時間がかかるのだそうです

この地層を剥がした作品は、数万年単位の時間が作り出した絵画。 

 

 

 

 

越後妻有と日本の代表的な土壌を集めた作品です。

光の当てかたで、面白い雰囲気を作り上げるものですね 

 

 

 

 

T262 『今度生まれて来る時も、また』

 

蓮池の水面下から、蓮の葉を見上げているような作品。 

 

 

 

 

池の底にいるナマズ。

あるいは、カメにでもなったような感覚になります 

 

 

 

 

T258 『土の巡礼』

 

須崎灯台を描いたもの。

その土地の土を使って、絵を描いているそうです。 

 

 

 

 

道路の部分が土で描いたところ。 

 

 

 

 

こちらは、右側の灯籠や祠のシルエットが土を使ってありました。 

 

 

 

 

絵画の前にはこんなもので柵がしてあります。

「都会の人は、これが何だか分からないだろうね~」と hf-matsu さん

確かにそうだろうな~。

これは、雪で窓ガラスが割れないように、板をはめ込むため、

窓枠に設置する金具です。

 

 

 

 

 

僕らが観賞していると、おもむろに作品の傾きを直す方がいたので、

「作家の方ですか?」と声をかけると、「はい、そうです」という返事が。

 

記念に撮らせていただきました 

お若い方だとは思いましたが、僕らよりも15歳も若い作家さん。

これから年を経て、作風も変わるかもしれませんが、

良い作品を作り続けてほしいと思います。 

 

 

この「こごみ」も、土で描いてあるのです 

 

 

さて、で移動したのは鉢地区。 

 

T249 『道楽神さまと子どもたち』

 

これは、「どうらくオルガン」

竹で出来た建物の中には… いろんな仕掛けの楽器がたくさん。

 

 

 

 

ふいごで空気を送った風船状のものが、静かに下りてくることによって、

天井に設置してあるハーモニカのような楽器を鳴らします。

いわゆる、パイプオルガンのようなものです。

 

と言っているのかどうか? 「ふむふむ、なるほど」と聞き入る hf-matsu さん。 

 

 

 

 

音を鳴らす笛の部分も、竹で出来ているようです。 

 

 

 

 

こちらは、穴の中に棒を入れたり抜いたりして音階をつくる楽器。 

 

 

 

 

外にあるのは「よるべない気持ち」

言葉にならない不安な気持ちを表すオブジェ。 

 

 

 

 

不安になるような音が鳴るようなのですが、

僕らが行った時には修理中のようで… 音は聞こえなかったような気がします 

 

 

 

 

「おきらっしゃいドラム」 

どうらくじんさまを起す、竹で出来たドラム。

 

 

 

 

中には王冠がいくつも下げてあって、よく響くようになっています。

 

 

 

 

 

hf-matsu さんも、小学生たちに混じってカラカラと鳴らします

 

 

 

 

ん? 行列が出来ている。 何だろう? 

 

 

 

 

これは「おひるねハウス」

バンブーハウスの中でお昼寝をしている、どうらくじんさま。

人が近づくと… 

 

 

  

むっくりと起き上がります

 

 

 

 

風になびく色鮮やかな旗は? 

 

 

 

 

「マモノの旗」

黒いバンブードールが揺れ動きます。 

 

 

 

 

「みみをすます」

風の音、土の中の音、水の音、自分の中を流れる血の音。

何の音なのでしょう? 

 

 

 

 

hf-matsu さんも、耳を澄まして聞いています。

何が聞こえた? 

 

 

 

 

T173 『鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館』

 

入り口前にはバッタの形の獅子嚇し。

これにはワイヤーが付けられていて… 

 

 

 

中にある流木で作られた人形が、動く仕掛けになっています。

 

 

 

 

この人形たちも、地元の人たちが協力して作られたとか。 

綺麗なお姉さんと色鮮やかな人形達。 絵になりますね~ 

 

 

 

これは、この小学校を題材にした絵本の中に出てくる「トペラトト」というおばけ。

悪さはしない、子ども達の笑い声や楽しいおしゃべりが大好物のおばけ。 

 

 

 

 

おばけの部屋。

ここに訪れた人たちが考えたおばけが、所狭しと飾られています。 

 

 

 

 

さっきの綺麗なお姉さんも、彼氏と一緒に鑑賞中。 

 

 

 

 

くちびるおばけかな? 

これを描いたshino さんって、もしかして、あの shino さんかな? 

 

 

 

 

妖怪かさぶた。

みんなの傷を治してくれるって、良い妖怪だね 

 

 

 

 

お金くれえぇ おもちゃくれえぇ って、普通の子どもじゃん 

 

 

 

 

バンブードールも沢山ぶら下がっていました。 

 

 

 

 

大きなどうらくじんさま。

ここでもお昼寝? 

 

 

さて、次の作品へ移動中。 

 

T250 『妻有間曳』

「つまりあいびき」と読みます。

ゆっくりと移動する山車。

 

 

 

 

何かを燃やして、蒸気を利用して動くのかな?

 

釜の中は、何かを燃やした跡があるので、きっと蒸気で動くのだと思う。 

たぶん… 

 

そして松代エリアに移動。

 

D048 『ミルタウン・バスストップ』 

 

バス停を改装して、人が集る空間を作った作品。 

2000年に作られた当初は、

子ども達の写真を撮って虚構の映画ポスターとして発表したり、

地域の人々の個人史を撮影したビデオも放映されたそうですよ 

 

そこから程近い場所には… 

 

D254 『伊沢和紙を育てる』

 

作家と集落の和紙工房の職人が協働によって、

技法の開発から始まった伊沢創作和紙。 

里山の四季から感じた形や色彩を表現した作品を展示したのだそうです。 

 

色々な模様が面白い障子戸。

 

 

森の木と風を表したような模様。

結構大きな作品です。

どうやって模様をつけるんだろう? 

 

 

 

 

こちらは立体的な作品。 

 

 

 

 

観る場所によって、違った顔を見せてくれます。 

 

 

 

 

ここに暮らした人たちの声が、床や天井に反射しながら、ずっと居続けているような…

そんな感覚 

 

 

 

 

訪れた人たちが、それぞれの願いを込めて結んでゆく和紙の林って感じ? 

 

 

 

 

落ち着いた色彩でもあり、それでいてカラフルな鮮やかさも持つ。

それが和紙の魅力でしょうか? 

 

 

 

 

太陽の光に当たると、鮮やかさが増します。 

 

 

 

 

これはまた、色鮮やかな障子戸。

ちょっと落ち着かないかな~? 

 

 

 

 

和紙には、眩しい光も柔らかにする効果がありますね。 

 

 

 

 

この障子が気に入りまして…

なんとも言えないバランスで構成された四角い形が、とっても面白い。

家にもこんな障子が欲しいな~

いやいや、我が家には似合わないですね 

 

 

 

 

和紙のもととなる木の枝をぶら下げてあった部屋。

木の名前を忘れました… 

 

 

 

 

裏から見た時は、森の木と風のイメージでしたが、

表から見ると、波のようにも見えますね~ 

 

 

 

 

障子戸を利用した入り口。

綺麗なお姉さんがお出迎えしてくれました

 

さて、本日はここまで。

明日にも最後の投稿をするつもりです。

 

9月17日に閉会したのに、投稿するのに1ヶ月も掛かってしまいました…

色々と立て込んでいたもので、遅くなってスミマセン

「いやいや誰も待ってないって。」という声が聞こえてきそうですけれど… 


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