今月半ばの話になるので、先日の投稿と前後しますが…
10月6日より11月30日まで、
『越後妻有 秋 2012』と題して、大地の芸術祭の一部作品が鑑賞できるということと、
特別展や企画展を開催しているところもあるということで…
10月15日(月)に行ってきました~
そんなことしている間に、大地の芸術祭ブログを完成させていればよいものを~
というお叱りの声も聞こえそうでしたが、なにせ思い立ったら行きたくて行きたくて…
まずは、松代地区「農舞台」の『わらアート in 越後妻有』を鑑賞。
農舞台へ到着したところで、急に大降りの雨
しばらく車の中で待っていましたが、なかなか止みそうに無い。
しかたなく傘をさして鑑賞することにしました。
農舞台入り口には、何やら門のようなものが…
W001 『藁田門 -ワラッタモン -』
笑った門なのか~
そう言われてみると、大きく口を開けて笑った顔に見えますね。
W002 『捕らわれた宇宙人』
この作品を観た時、すぐにピンときました。
あまりにも有名な写真を思い出したのです。
捕まえた宇宙人を撮ったとされる写真です。
これこれ。
ポーズが同じでしょ?
この写真。
実は、ドイツの週刊誌がエイプリルフールに掲載した記事だったんですって。
今でも信じている人が多いと思いますけどね~
しかし、わらで作るのは大変だったでしょうね~。
この宇宙人の人形の部分に、自分が入って写真を撮ると、
自分が「捕らわれた宇宙人」になれるという看板が設置されていましたよ
残念ながら、この日は1人だったので出来ませんでした…
W003 『わらの大仏』
奈良の大仏さんとソックリ?
すぐ側には注意書きの看板があり、
「バチがあたります。大仏さまに登らないでください。住職」って書いてありました
しかし、これは大作。
どのくらいのワラが必要だったんだろう?
農舞台の中では、新たな企画展が開催されていました。
『里山の限界芸術 vol.1 山根秀信「風景」展』
農家でもある作家さんが育てたお米の中に、小さな家の模型。
そしてその側には、お米で作られた妻有郊外の限界集落と呼ばれる風景。
訪れた人たちが、お米の中に置かれた家の模型を引き抜き…
模型の紐を切って…
限界集落風景の中に、家の模型を置いていく。
期間終了の時には、限界集落が大きく変化するという参加型の芸術となっています。
周りの壁には、限界集落の空家になった家々が描かれて。
私たちにとっては、よく見かける家々でもありますが。
そして、奥には新しい住宅街の風景が描かれた絵が。
コンクリートの建物とアスファルトの道。
おしゃれなつくりの家々。
自然がいっぱいの限界集落の風景と、人が沢山の新しい住宅街の風景。
比較することで、何が見えるのでしょう?
ギャラリーを出た目の前に、草間彌生さんデザインの携帯電話が…
これも。
そしてこれも。
いや~、派手なデザインですな~
これはちょっと、欲しいとは思えないか…
そうそう、このショップ自体も作品なのでした。
D056 『くむ・めぐる・いとなむ』
毎回、芸術祭のグッズがありますが、なかなか高価で…
気になる商品はあるのですが、ちょっと手が出ないのです
今回のデザインかどうかは分かりませんが、手ぬぐいは1枚買いましたけどね
内側から『藁田門』を見てみると、歯もあったのね
内側は暗いので、ちょっと不気味
場所を移動して、十日町地区へ。
『絵本と木の実の美術館』に行ってみると…
秋の企画展『3階の教室は海だった』を開催していました。
何やら色んなものが。
全体のタイトルは『さなだの月光』
これは、この美術館の建物をリアルに作った模型。
形はシンプルだけど、すごく細かく描いてあります。
写真みたいだけど、線で描いてあるのがわかります。
その下には、なが~い階段が。
窓から見える月?
箱? サイコロ? 何だろう?
立体的に見えるけど、本当は平面。
筒の中が少し明るくなって見えて、本当に立体的に見える。
全体は、こんな感じ。
奥にも何かあるかな?
あれ?窓がふさがれてる。
ん?節穴がある?
左奥のスペースには…
なんだか水木しげるが描きそうな妖怪みたいなのが。
いや~、水木しげるが描きそうですよね~?
窓をふさいでいた合板の節穴からは、外が見えました。
これ、何の花でしょうね?
次の部屋には『とびだす子』という作品。
教室の中に、土の階段。
ここから3階に行くのかな?
階段には、いろんなものが埋まっています。
子供たちの宝物なのかも
次の部屋は…
『三階の3人』
大きな人形が天井からぶら下がっていました。
大きすぎて、全部入りきらない
これも『三階の3人』なのかな?
ここから大きな人形が出てきている感じになっているから。
『物語の階段』と『物語を描く人』
『物語の階段』
3人の子供たちが階段を登っていく様子を描いているんだね。
『鉢の三階』
三階部分には、どうらくじん様と熊がいるようですね…
『どうらく熊』
どうらくじん様の隣にいたのは、どうらく熊なのか。
『天井ビーチハウス』
三階には海があって、ビーチハウスがあるってこと?
ウクレレがいっぱい。
この物語も、きっと絵本になるんだろうな~?
どんなお話になるのか、見てみたいですね~
今回初めて、美術館の中にある「Hachi cafe」で食事をしました
雰囲気はとても良いです。
学校の机を改造して作ったテーブルには、ちいさな花が飾られていました。
今回食したメニューは「山のアロス」
妻有ポークを使った、スペイン風炊き込みごはん。
とても美味しかったです
ただ、鳥肉が骨付きなので、フォークが刺さらず食べにくいのがちょっと…
さらに、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]にも行ってみました。
『No Man's Land』の膨大な古着の山とクレーンは姿を消し、
大きな池と噴水になっていました。
美術館入り口には、あちこちにあったインフォメーションの屋台が。
中に入ると、美術館員の方が丁寧に説明しながら付いてきてくれて…
このとき中にいたのは僕だけだったので、本当に丁寧に説明してくれました。
『Lost #6』という作品は、撮影禁止の札があったのですが、
美術館員の方に聞いたら「撮ってもいいですよ」と言われたので、
動画で撮影しちゃいました
どうぞご覧ください。
影が壁に映って、なんとも面白い雰囲気。
美術館員の方がおっしゃっていましたが、
この作品の中で、何時間も観ていた人がいたそうですよ
すべての作品を観ながら、開館から閉館までずっといた人もいたとか…
好きな作品は、ず~っと観ていたい気持ちは分かりますけどね。
ガラスケースの中に入れる『浮遊』という作品は、もう入れなくなっていたのが残念でした
会期終了までに、もう1回くらい行きたいな~
でも、「水と土の芸術祭」を鑑賞に行かなきゃいけないし…
真っ赤な紅葉を撮りにも行きたいし…
コピーロボットが欲しいと切に思う hf-matsu No.2 なのでした
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