8月6日(月)
hf-matsu さんは、お盆前に掃除やら洗濯やらをやっつけたいというので、No.2 ひとりで『大地の芸術祭』鑑賞に
しかし、何故かこの日は前を走る車が超~遅い
1台が左折して居なくなったと思ったら、次の交差点でまた遅い車が…
追い越そうと思っても、とにかくカーブの多い道なので、
危険なことはしないほうがよい。
でも、でも、イライラしましたよ~
そんなことの繰り返しで、十日町市内に入ったのは11時を回っていました。
腹も空いたし、とりあえず昼飯
十日町市の『うれっ子』さんで、チャーシューつけ麺を堪能し、
たっぷり鑑賞しようと思っていた津南町に入ったのは12時を過ぎて…
そしてまた、この日は竜巻注意情報が出ていて風が強い
マウンテンパーク津南の方面は真っ黒な雲に覆われている
なんだか大粒の雨がポツポツと降ってきて…
こりゃあ土砂降りになるかもしれないな~?
こんな日は、おとなしくしていたほうが良さそうだ。
マウンテンパーク津南には行かず『ひまわり広場』に行ってみました。
お~、咲いてる咲いてる~
一番最初の畑は、もうすでに終わっていて、これは最後の3番目の畑かな?
満開でしたよ~
でも、時折大粒の雨と強い風が…
それでも、結構多くの人が観に来ていました。
もうこの時点で『大地の芸術祭』鑑賞をあきらめていたので、迷路にも入ってみました。
いや~、ひまわりの背が高くて、どっちに行けば出られるのか全然わからない…
土が乾いていて、強い風に吹かれて土ぼこりが舞うし~
『ひまわり』鑑賞しに来たようなもんだったな…
綺麗なお姉さんがいたら激写したけど、いるのはカップルばかりだし
男1人で来ていたのは、僕と同じくカメラを持ったおじさんが2人いましたけど
津南町の作品は、また今度の機会にですね。
この日はこれで、帰宅しました。
翌日の8月7日(火)連休2日目。
今度は hf-matsu さんと2人で、『大地の芸術祭』鑑賞にGO!
お目当ては十日町市松之山地区の作品。
でも、そこへ行くまでに他の作品も観て回ります。
D132 『マウンテン』
細い山道を走って、広くなった場所にあります。
この近くに、棚田撮影スポットなる場所がありましたが、残念ながら棚田は工事中。
地震の影響か、それとも大雨での土砂災害の影響か、棚田をきれいに整備しているところでした。
来年はきれいに撮影出来るかな?
D209 『静寂あるいは喧騒の中で』
ステンレスの鏡面板が吊り下げられたポール。
周りの風景を映しながら、風に揺れて音を出しています。
中に入ると暗い部屋に大きな岩? 赤いライトに照らされています。
動くことなく静かな光、これは確かに静寂だ。
2階に上がると、赤いライトの輪。 これも静寂だな。
隣の部屋は、青いライトに照らされて回転する八角の田植え定規?
意外と早い速度で回っています。 これが喧騒ですかね?
その隣の部屋には…
なんだかプラスチックの円形のものが。
中をのぞくと、ポコポコと煙が。 ドライアイスですかね?
う~ん、静寂です…かね?
現代アートだな~
さて、すぐ近くの別の空き家には…
D266 『ブランコの家』
まさしくブランコが揺れていました。
写真では、揺れている雰囲気が伝わらないかな~?
こんなブランコが、ずっと揺れているんです。
奥の部屋にも、段違いで4つのブランコが。
それぞれ、物が置いてありました。
天井には藁草履がぶら下がっている。
作品とは関係ないけど、太い梁だな~って思ったり、立派な神棚だな~って思ったり。
家の広さはそれほどでもないようですが、造りが立派ですね~
急な階段を上って2階には、足踏みミシンが。
藁ぐつがミシンを動かしています。
なんだか、レンブラントの絵画のような明かりの写真になりました。
玄関の上を見ると… あれ? 菅笠のパラボラアンテナ?
さらに近くの空家には、沢山の作品がありました。
D134 『Bank ART 妻有 2012年の夏 桐山の家』
建築ユニット「みかんぐみ」と、横浜のアートセンター「BankART(バンカート)」による古民家再生プロジェクトだそうです。
約50組のクリエーターたちが作品を展示しているとか。
象さんのような作品は、磯崎道佳さんの作品。
小さな物も、それぞれ作品のようですが…
幸田千絵さんの作品。
木肌の描き方が面白いな~と感じました。
すべて幸田千絵さんの作品。
木肌と水面の波紋が面白いな~。
こういう絵を見ると、自分でも描きたくなるんだよな~。
いや、こんなに上手に描けはしませんけどね
2階へ上がると…
磯崎道佳さんの作品が。
これは、鯉? 鯉ですよね?
PHスタジオの作品。
下に置いてある板のような作品が、原口典之さんの作品。
どこからどこまでが誰の作品か… ちょっと解らないのが困る。
誰の作品かなんてどうでも良いのでしょうか?
面白いと感じることが現代アートなのかな?
高橋永二朗さんの作品。
よく見ると、犬?狼?がたくさん重なっているんです。
この写真ではわからないけど、すごく細かい紙?を重ねて作ったレリーフ作品です。
村田真さんの作品。
それぞれの絵は、額縁も絵なんです。
壁に直接、窓から見える風景を描いたんですって。
すごいな~
ものすごく急な階段、というより梯子を上って3階へ。
ヤング荘。
ドアを開けると、狭い部屋だな~
実は、ミニチュアの部屋。
3畳一間の小さな下宿~。 「神田川」って歌を思い出す。
玄関入った土間には、自転車が。
「カキ氷自転車部」って書いてあって…
あとでパンフレットを見てみたら、どうやらペダルを漕いでカキ氷を作るみたい。
効率的なのかどうなのか…
それもアートなんだね~
後ろに写っている方もアーティストさんなんです。
今回、自分の作品は無いけれど、こちらで案内役をされているようです。
とても綺麗な女性だったので、なんとか写真を撮りたくて…
hf-matsu さんと一緒に、撮らせてもらいました~
たぶん外人さんだと思うんだけど…
hf-matsu さんは「ハーフなんじゃないの?日本語がすごく上手だし。」
う~ん、でも、「パフォーマンス」って言った発音は、そんじょそこらの日本人には出来ない発音だと思うんだけどな~
家の周りにも色んな作品が。
これは? hf-matsu さんは「プールがある~」って言ったけど、
プールにしては浅すぎない? 大きな足洗い場?
いや、アートなんだから、使用目的とか考えなくて良いのか…
ゴエモンって書いてあります。
五右衛門風呂では無いけれど…
田中信太郎さんの作品。
松代城山にある「赤とんぼ」のひ孫?なのかな?
さて、車で移動して松代生涯学習センター(旧清水小学校)へ。
D208 『インターローカル・アート・ネットワーク・センター[CIAN:地域芸術研究所]』
CIANは、アーカイブを軸とする研究施設。
大地の芸術祭をはじめ、多様な地域の活動アーカイブ・中原佑介が遺した美術画書資料を集結し、さらなるネットワークを形成してゆく。
解かったような?解かっていないような? 芸術は難しいのです。
バベルの塔みたいで面白いといえば、面白い。
hf-matsu さんは、しっかり説明を読む。 No.2 は、ほぼ読まずに写真を撮る。
楽しみ方は色々なのです。
D265 『中原佑介のコスモロジー』
美術評論家の故中原佑介氏は、大地の芸術祭のアドバイザーでもあった。
氏の蔵書約3万冊を使い、氏と芸術祭の関わりをインスタレーションとして表現したものだそうです。
「アトリエは製作の場であり、展覧会は発表の場であるという図式が崩れて、
製作の場がそのまま発展の場であるという臨場主義とでもいうべき態度が生まれているのである。」
確かに、言葉通りに屋内が発表の場であるという概念を無くしたのが『大地の芸術祭』だな~と感心しました。
「観衆はあるのではなく、観衆になるのだ。」
そうですね~。 大地の芸術祭を鑑賞に行くと、こんなにも全国色んなところから人が来るんだな~とビックリします。
その場所に観衆がいるのではなく、他から求めてくる人たちが観衆になるのですね~。
評論家の言葉は難しいけど、近くのことがらに置き換えて考えると、納得できることが多いのかもしれませんね。
さて、また車で移動します。
D052 『回廊…時の水脈』
津南産安山岩によるオブジェ。
D050 『ジャック・イン・ザ・ボックス まつだいヴァージョン』
幾何学的建物が、藤の木を内包。
最初は建物だけしか見えなかったのが、藤の木が大きくなって、どっちがメインなのか分からなくなってる?
最初から、それを考えての芸術か。
D051 『視点』
スクリーン越しに風景を堪能。
カメラをセットして撮ると、山・空・木・草がちょうど良く色が重なるように、三脚が設置してあります。
ここで、昼食タイム。
ガイドブックに載っていた「食堂あづま」さんで食事。
No.2 は「みそチャーシュー麺」 hf-matsu さんは「冷やし中華」
猫舌の No.2 やっぱり冷やし中華にしておけば良かったかな?
食べ終わったあと、舌がちょっと火傷しちゃったみたい
さて、このあとお目当ての作品に近づくのですが…
これまでキーをたたき続け、もう指が腱鞘炎になりそうなので、また後日ご報告します。
味があって、ちょっと笑えて、楽しい作品にご期待ください
「うれっ子」って、なんて気になる名前だろうって思いながら横目にして
芸術祭の旗がやたらと気になりながら、車を走らせましたがもちろん、作品を観れる訳もなく・・・
僕もゆっくり作品の中に身を置いて、シンクロしてみたいと思いますが・・・
今後の楽しみにしたいと思います (#^.^#)
で、明日も十日町行ってきます (*^^)v
6日は風が強かったから、屋根での仕事は大変だったでしょう?
「うれっ子」は、柏崎の「うれっ子」のお弟子さんなのではないかと思います。
暖簾分けしてもらったのだと勝手におもっているんですけど
同じ味ですから。
大地の芸術祭は、9月17日までですから、
面白いと思う作品を選んで、早く行っておかないと、
意外と早く期間が過ぎちゃいますよ~