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日本の職人さんに尊敬を!

2019-09-11 10:12:31 | 出来事


昨日、TVで『和包丁』のお店を営んでいる、カナダ人の方を見ました。

なんでカナダ人が?って思いましたが、その方は、和包丁と出会い

その切れ味のすばらしさにほれ込み、和包丁の会社に入り、勉強をして

自分のお店を出したのだそうです

最初は全然お客さんが入らなくて、挙句の果てに「まけろ!」とか「半額にならないの?」

とか言われ、この包丁のすばらしさをわかってもらえず、悔しい思いをしたらしい。

そこでお店の中に、実際に職人さんを入れて、仕事をしている姿を見せたり

スタッフ一同勉強して、この和包丁の良さを、徹底的にお客様に伝えることで

お客様が増え、値段も下げずに、しかも外国からのお客様が急増したのだそうです

 

私が言いたいことは、二つ。

どんなに良いもの、サービスでも、うまくお客様に伝わらなければ

買ってくれない。お店に来てくれない

これは私も含めて、全商売をしている人に言えることで

なかなか難しい事ではあるけれど、やっていかないとダメだな~って

改めて思いました。

 

もうひとつには、『日本の職人さん』について。

今、日本の職人の持つ技術のすばらしさに、世界中が賞賛している(言いすぎ?)

という、この手の話がよくTVで出ます。

それぞれの国で、いろんな職人さんがいて、みんなすばらしい技術を

持っている事と思います。

ですが、私たち日本人が、あんまり興味を持たないんですよね! 職人さんに。

地位が低い。給料が安い。生活できない・・・など

たぶん、昔からそうだったと思うんですよ。

士農工商の時代から

『良いもの』を作っても、職人自体に光は当たらない。

それを売ってるお店、会社は賞賛を受け、経営者は儲かる・・・たぶんこんな図式だったのでしょう。

いつの時代でも。

それでも昔はそこそこ生活できていたから、職人さんも大勢いた。

でも今は、何でも『替わり』がある。

大量生産の安い品物。

しかもどんどん性能が良くなっていく。

昔はプロでなければ出来なかったことも、自分でできる便利なものが

どんどん生み出され、プロに頼まなくてもよくなった。

人々の気持ちも変わった。「別にこだわらなくても、この程度だったらいいんじゃない?」

そして、腕のいい職人はどんどん消えていった。

でも、その数少ない『日本の職人さん』の技術を、このグローバルな時代。

インターネットで、世界中の情報を得られる時代、外国人が目をつけ始めた

そして、自分もこの技術を見てみたい。習得したい!

という外国人がどんどん出てきた

それはとってもうれしい事ではあるのだけれど、ちょっと悲しい

もっと日本の若者に、興味を持ってほしい

日本人に職人になってほしい

決して差別ではないです。日本人が不甲斐ないし、今まで職人達を

ないがしろにしてきた、国が良くない

このまま行くと、すばらしい技術でも、無くなっていく技術がどんどん出てくる。

今のうちに何かしら手を打たないと、取り返しのつかないことになるんじゃないかと

ここのところのTVを見てて、危惧しております。

 

実は・・・・・理容師も危ないかも?

 


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