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今日は『こどもの日』

2017-05-05 14:39:36 | 仕事の話


 

今日は 『こどもの日』

お子様の健やかな成長を、お祈り申し上げます

 

当店入り口の飾りだなには、いつも仲良くしてくださるお客様の、Mさん製作の

こいのぼりの切り絵が飾ってありますよ~

 

さて皆さま、お子様のカットどうしてますか?

今や、お母さん、またはお父さんがカットしてあげているご家庭も多いと思います。

また、いろんなグッズが出てますからね~

理美容業者、商売あがったりです

でもまあ、ムリもありません。

なかなか給料は上がらないし、出費は多いしね~

せめて子供のカットくらい自分でやって、経費を抑えよう! と思うのは当然のことですよ。

わかりますわかります

 

が・・・・・めんどくさくないですか?

子供ってじっとしてないし、毛は散らばるしで、「もうこれでいいや!」

って、適当に終わらせたりしてね

 

そんなムリしないで、たまには床屋さんでカットしてみませんか?

あっという間にカッコよく仕上げますよ~

お値段だってそんなに高くはないと思います。

ワンちゃんよりは、ずっと安いですよ

 

  Kids カット

 

~小学校6年生まで

 

カットのみ    ¥1,500

カット、シャンプー または カット、お顔そり   ¥2,000

カット、シャンプー、お顔そり   ¥2,500

 

と、なっております。

 

私、この仕事をやり始めて、30年以上経ちますが

ここまでやってきての持論があります。

『子供と床屋(または美容室)の関係について』 です。

 

床屋(または美容室)・・・以下『床屋』 で括ります。

床屋って、「子供が大人になるいい練習の場」だと思います。

1人のお子さんが生まれて、成長していく姿を、床屋の立場から見させていただいておりますが

感動することがたくさんあります。

 

最近は、赤ちゃんを連れて来られる方は、ほとんどいらっしゃいませんが

赤ちゃんの頃、とにかく何か、嫌な事をされると泣く

なので、誰かにあやしてもらって、おとなしくなったすきに、髪を切ります。

たいてい、お母さんに抱っこしてもらって、切りますね。

 

ちょっと大きくなって、1歳くらい。

個人差がありますが、とにかく床屋さんの雰囲気が怖いみたいで

最初から泣いて、やりたがらない。

おもちゃで遊ばせながら、慣れたところで、イスに移動させるか

または、イスに座らせないで、カットクロスも巻かないで

そのまま毛だらけになるのを覚悟してもらって、その場でする。 か・・・

それすらもできなくて、また後日っていう子もいたな~

 

保育園くらいになると、ひとりでイスに座れるようになるのですが

「お母さん、そばにいて!」 とか、鏡から見える範囲にお母さんがいないと、

すごく不安がります。

そしてこの頃から、理容師さんとの一対一の付き合い(?)が始まります。

1人でイスに座って、床屋さんが言うことにいちいち答えなきゃならない

べつに、なんてことない事なんですよ。

「保育園楽しい?」 とか 「ママ優しい?」 とかね。

でも、すんなりお返事できる子と、できない子がいるわけですよ。

おしゃべりな子は、聞いてないことでもべらべらしゃべって、お母さんがハラハラなんて子もいますね。

でもこうやって、一定時間じっとして、知らない大人の問いかけに答えるって

子供にとっては、けっこう大変なことだと思うんですよ

で、最初はなかなかじっとしていられなかった子も、何回か来るうちに、じっとしていられるようになり

なかなか返事が出来なかった子も何年も、何年もかかって、やっと返事ができるようになる。

 

でも中学生くらいになると、今度なんだか気恥ずかしくなるみたいで

べらべらしゃべっていた子も、しゃべらなくなるんですよ

大人になっていく過程なんでしょうね。

そして、高校生になると

あ、このころになると、子供の頃から行っている床屋じゃなくて、かっちょいい、若いお兄さん、お姉さんのいる

美容室に行ったりするので、継続して来てくれる子は、ぐっと少なくなりますが。

それでもきてくれる子は、大人になります。

敬語でしゃべるようになります。「うん」じゃなく「はい」って言います。

そして、私たちの事を「他人」と認識し、誠実に答えようとするみたいです。

ずーっとしゃべらなかった子も、やっと返事ができるようになります。

きっと本人は、なにか答えなきゃ! 返事しなきゃ! っていうのは、ずっと考えていたんでしょうが

この頃になって、やっと外に出せるようになってくるんでしょうね

子供の成長って、本当に個人差があります。

そういう子が話してくれるようになると、私たちも本当にうれしいです

 

こうやって、床屋さんっていう身近な他人とときどき接する機会があるって

大人になる練習みたいだな~って、よく思うんです。

だからたまには、床屋さんや、美容室に、お子さん連れて行ってみませんか?