matsuoka ブログ

Hair&Facial MATSUOKA のいろいろ情報

大地の芸術祭2015 鑑賞1日目 その1

2015-08-01 17:36:27 | 出来事

7月27日(月)

26日(日)から始まった『大地の芸術祭2015』

今年は開催期間が短いので、休日には毎週鑑賞に行くつもりでいます。

鑑賞初日の様子をば、記録しておきましょう。

 

まずは、十日町市(旧川西町)の地区から。

『20 minutes walk』  2003年作品

中仙田という地区は、古くから「瀬替え」を行ってきた。

岩盤に穴を開けて、川の流れを人工的に変え、田んぼを造成する方法だ。

作者は、この耕地技法に着目し、10分の1スケールで再現した作品。

こちらは、瀬替えを説明するプレート。

 

 

 

こちらが「瀬替え」を再現した作品。 

 

 

 

 

雑草の勢いが凄くて、作品がよく見えませんね… 

 

 

 

 

続いては、今年の新作。

『つなぐ -還るところ-』 2015年作品 

 

「つなぐ・通信」をテーマにした作品。 

 

 

おおきなバルーンが見える~

 

 

 

 

バルーンの近くには、何か三角屋根?のものが… 

 

 

 

 

お椀型のものが吊り下げてあります。

通信 ということは、これで太陽の光を集めて、どこかに届けるのかな? 

 

 

 

さて、次は。

節黒城跡キャンプ場にある作品群へ。

 

『森の番人』 2000年作品

 

かまぼこ型のガレージと、川西の「川」の文字をあしらった彫刻作品。 

どれが川の文字か、ちょっと分かりませんが… 

 

 

 

『さわれる風景Ⅰ 城主の座』 2000年作品 

 

八海山の風景を刻み込んだ石の作品。

凹凸に手を触れると、八海山の稜線をなぞることができる。 

 

 

朝日がまぶしくてよく見えませんが、作品の正面に八海山が見えるようになっています。

 

 

 

 

 

『節黒城跡キャンプ場 コテージA棟』 2000年作品 

 

宿泊客にしか中は見られませんが、越後三山を眺めながら入浴できる浴室が人気だとか。 

 

 

『節黒城跡キャンプ場 コテージB棟』 2000年作品 

 

大きな窓越しに、妻有の豊かな風景が眺められるとか。

こちらも、宿泊客だけが中をみることができます。 

 

 

『節黒城跡キャンプ場 コテージC棟』 2000年作品

 

グッドデザイン賞を受賞した宿泊施設だそうです。 

ことらも、宿泊者だけが中をみることができます。 

 

 

『詩人の瞑想の道』 2000年作品 

 

鴨長明・世阿弥・井原西鶴・良寛・夏目漱石に捧げる、5つのカラフルな彫刻作品。 

 

 

いつも、ここへは朝早く行くのですが。(日が高くなると暑すぎて死にそうになるので…) 

朝早くても、起伏の激しい山道を登っていくので、汗だくになります。

 

 

 

 

『庭師の巨人』 2000年作品 

 

ここから本当に起伏が激しくなります。 

そして、途中には大きなくもの巣があったり、蜂が飛んでいたり… 

 

ちょっと作品が汚れてきたな~ 

 

 

 

 

巨人の足? 

 

 

 

 

巨人の横顔? 

 

 

 

 

これが何なのか、分からない彫刻。 

 

 

 

 

巨人の手で泳ぐ魚? 

 

 

 

 

ものすごく息が切れ、汗は流れっぱなしですが… 

そんな中にも、綺麗に咲くゆりの花が、心を癒してくれます。 

 

 

最後の急な山道を登りきると… 

『空と大地の展望台』 2000年作品 

 

世界各地や惑星までの距離を刻印したプレートがあります。 

 

 

真ん中にあるのが、そのプレート。

朝日がまぶしすぎて、写真を撮っても読めません。

あきらめた。 

 

 

 

 

自分を影で登場させました。 

 

 

 

 

秋になれば、きっと気持ちいいんだろうな~ 

 

でも、ここに来る途中の道には「熊出没注意」の看板が…

やっぱり怖いので、芸術祭開催の時期にだけ来たいと思います。

 

 

ナカゴグリーンパークの方へ移動して。 

『絵画のための見晴らし小屋・妻有』 2000年作品 

 

小屋の壁に開けられた窓から、越後三山の切り取られた風景が絵画のように見える。 

 

 

裏の階段を登って見るのですが、暑くて登る気になれませんでした。 

 

 

 

 

 

『グリーンヴィラ』  2003年作品

 

「火」「水」「農」「藝」「天神」の象形文字を刻印した、巨大な地上絵の作品。

 

 

 

もっと上から見たいのですが、そんあ場所はありません。

ドローンでも買って、空中撮影しようかな? 

 

 

 

 

『河岸段丘』 2000年作品 

 

河岸段丘のテラスから、信濃川を眺めることができるシンプルな休憩所。

 

 

 

春のポカポカ陽気の時期ならば、のんびり景色を見ながら座っているのもいいですけどね~

今は夏  とても座っていられるもんじゃありません。

 

 

 

 

『時空』 2000年作品 

 

ナカゴグリーンパークのシンボルでもあり、ゲートサインの役割も果たす作品。

 

 

 

いろんな角度から見ると、それぞれの表情を見せてくれます。

 

 

 

 

 

『レイチェル・カーソンに捧ぐ~4つの小さな物語』 2000年作品 

 

神殿、鳥男、ロバ、うさぎ。 

4つの物語を表す造形が、緑の芝生と青い空に映える。

 

 

パルテノン神殿のようですね~

 

 

 

 

 

鳥男。 

顔は雀のようですが、羽は鳥じゃなくてコウモリみたいに見えるけどな~ 

 

 

 

ロバ。 

4つの物語って、どんな話なのかな~?

 

 

 

さて、次は新町新田地区に移動します。 

『妻有絶景 LACHIKU_PENTA』 

 

河岸段丘に、竹の巨大なトンネルを設置。 

このトンネルを抜けると…

 

 

竹の組み方を変えるだけで、いろんな形になるんですね~

 

 

 

 

 

五角形が徐々に移動していくというか… 

 

 

 

 

で、トンネルを抜けると、青い山々と信濃川が見えてくるという寸法。 

 

 

 

 

振り返ると、竹の影が映って面白~い。 

 

 

 

 

外側から見ると、くねくねしていますね~ 

 

 

 

 

ところどころに風鈴があって、風にゆれて涼しげな音を鳴らします。 

 

 

 

 

地区の人たちが用意してくれた麦茶。 

暑い夏には嬉しいおもてなし。 

虫除けスプレーも置いてありましたよ。 

No.2 は、そちらが嬉しかった~。 

ありがとうございました。 

 

さて、次は仁田地区へ

『この大地と空の間』 2000年作品 

 

直径8メートルの鉄の輪が、宙に浮いているような動きのある彫刻作品。

 

 

 

なんか、宇宙船を思わせるような形というか角度。 

最初は、ピカピカだったんじゃないかな? 

でも、このサビがまた、いい雰囲気になっているかも。

 

 

 

今年の新作『越後妻有レインボーハット2015』 2015作品 

 

木や土など自然素材を用いたシェルターに、水と鏡のプリズムによる虹がきらめく。

以前の作品ではドーム状のシェルターだったが、今回は鳥の形をイメージしたシェルターになった。

 

 

 

太陽の光が、水の中に設置された鏡に映らず、虹が出ていない… 

朝ではなく、午後からじゃないとダメみたい。

 

 

 

 

No.2 よりも先に来ていた男女4人グループの1人が、 

「これ、どうなるんだろう?」と、水の中の鏡を見て話している。 

ついつい「太陽の光が当たると、プリズム効果で、虹がシェルターの中に映るんですよ。

でも、午後にならないと太陽の光が鏡に当たらないみたいだから、今は見られないですね。

来る時間を間違えましたね~

と話すと、

「そうなんですか~。何時頃がいいんでしょうね?」って。

「いや~、ボクも今日初めて来たので、何時がちょうど良いかは分からないですね~」 

そこは、太陽の位置と鏡の位置を見て、自分で判断してもらいたいな~

 

 

虹の映る写真はあとで撮るとして、とりあえずシェルターの写真を撮っておきましょう。

 

 

 

 

こちらも新作『雪のめぐみ』 2015作品 

 

越後妻有の杉は、長い冬の雪の重みに耐え、次第に根元が大きく曲がる。 

この根曲がり杉20本以上を素材として使用した彫刻作品。

杉林を背景に、この土地固有の彫刻を出現させた。

 

 

青い空に映える作品だな~ 

これも、朝・昼・晩と光の当たり具合で印象が違って見えるかも~ 

違う時期にも来てみたい作品です。 

 

常設展示になることを願う

 

さて、次は上野地区へ 

『境界の神話』  2006年作品

 

囲まれた空間に、生き物のような遊具が置かれた、子供たちの遊び場となる作品。

 

 

 

何やら書いてあるのですが、まったく読めません… 

 

 

 

 

何度も見に来ているけど、遊具だったとは… 

ガイドブックを見て、初めて知った。 

 

 

お次は、旧中里村エリアの作品。 

『克雪人』 2000年作品 

 

鮮やかな赤い彫像頭部には縄文土器。 

腹部には「雪すら融かす」ガス燈を備えている。

 

ガス燈の灯りがどんなか、見てみたいですね~。

 

次は、津南町エリアへ移動。 

まずは中深見地区。

『水と風邪の皮膚』 2003年作品

 

この地に残る「石垣の庭」に、数多くの穴を開けた鉄板を置き、新たな光景をつくり出した。

 

 

 

数多くの穴には、長い間に土が入り込んで穴をふさぎ、隙間からは草が生え、

完成した時とは違う光景になっているかも。 

それも、年輪というか歴史というか、味になっているのかな?

 

 

 

さて、太田新田地区へ移動。 

『出逢い DEAI』 2012・2015作品 

 

空き家に残っていた藁ぞうりとの出逢いから始まった、コミュニティハウス機能を兼ねた作品。 

藁の編み目のモチーフや、リユース材を利用した外壁、暖簾のインスタレーションを展開。

 

 

玄関を入ると3つの暖簾で区切られた空間が。 

こちらは「過去」を表す。

 

 

 

 

こちらは「現在」 

訪れた人が、ノートに思いをつづっている。

 

 

 

 

こちらは「未来」

野菜に虹の光が。 

ちょっと暗くてブレちゃった…

 

 

 

 

二階には、ちゃぶ台。 

そして色々なものが。

 

 

 

 

一階にもどって…

木の枝を使ったオブジェや、藁を使った座布団やぞうり。 

なんだか懐かしさを感じる空間になっていますね。

 

 

 

 

受付には、綺麗なお姉さん。 

 

 

 

 

 

綺麗なお姉さん、外に出てきて 

「外壁は四季をイメージして造りかえられたんですよ」と教えてくれました。 

ほほ~、それでは全面を撮らなくては。 

 

正面は… 春から夏へという感じかな?

 

夏から秋? 

ん? 秋から冬かな? 

 

 

 

 

こちらは、ぜったい冬ですね 

 

 

 

 

 

こちらは、冬から春ですね。 

 

そして、外壁に貼られた板にも 

「板の色を順序良く組み合わせているんです。そして、模様は、藁のイメージの縄目模様になっているんですよ。」

と、綺麗なお姉さんが教えてくれました。 

 

優しい綺麗なお姉さん、もう一度会いたいな~

いやいや、あくまで芸術鑑賞のついでにですよ… 

 

 

さて、次は結東地区へ。

『Melting Wall』 2003年作品 

 

秋山郷にある廃校を再生した宿泊施設「かたくりの宿」にある作品です。 

廃校のプールに、透明のガラス板を設置。 

表面に水が流れ、水の中から見上げたときの水面のように、

周囲の風景が揺らぎ、溶けるかのように見える。

 

 

ゆらゆら~っとね。

 

 

 

 

 

そばにある鉄塔のようなもの。 

どうやら、卒業生の記念の塔のようですが… 

残念なことに、倒れそうになっていました。 

 

次は、この塔を、いつまでも残すような作品を作ってほしいな~

 

 

さて、あまりに長くて見るのも疲れると思うので、今日はここまで。

続きはまた後日。

 

hf-matsu No.2 がレポートいたしました。