きまぐれ日記

平凡でもいい。楽しく充実した毎日を!
庭の草花の写真を中心に好きな事を気ままにつづっていきます。

身延の紅葉

2013-12-06 | Weblog






身延山久遠寺は日蓮宗総本山

鎌倉時代、日蓮上人によって開かれました。
そして、遺言によりご遺骨はここ身延山に奉じられたそうです。

総本山だけあって本殿はとても立派な建造物で、天井には有名な「黒龍」の姿。
見ていると、こちらをにらみ返してくるようで 眼光鋭く迫力満点の黒龍でした。

旧本堂は1875年焼失し、現在の本堂は昭和60年の再建されたとのこと。
総坪数970坪の堂々たる建造物です。

身延山は桜の名所としても名高く、
満開の季節に訪れるとさらに華麗そのものの情景が繰り広げられます。

ここ歴史と史跡に彩られた里には、
宿坊と呼ばれる宿泊設備のある寺が点在していて、その一つに宿泊の予定です。

宿坊に着く前に素敵な一軒家の食事処に寄りました。



まるで知り合いのおたくで寛いでいるような居心地の良いお座敷。
やさしいお味の和食がうれしく、琴の音色が微かに...
 






ロープウェーに乗って奥の院まで行きました。

身延山ロープウェイは身延山久遠寺の裏にあります。
定員45名、片道所要時間約7分で、山麓・久遠寺駅と山頂・奥之院駅とを結んでいます。

山頂近くなると目の前に、突然 富士山が現れました。まさに霊峰富士。
ロープウェーを降りて展望台に立ちました。

冷気が心地よく全身を包み、心にしみいるような神々しい富士の姿  

快晴ならば、身延山山頂からは、富士山・駿河湾・南アルプス・八ケ岳・甲府盆地
奥秩父の大パノラマを見渡せるとか




奥の院の思親閣に行きました。
下の写真は思親閣の仁王門。




下の写真は本堂の右隣に建っている華麗な祖師堂です。





   本殿向かいには、五重塔。




万延元年の焼失以来、悲願の再建がかない
250年ぶりに華麗な佇まいを拝見することができます。

木造五重の塔としては日本第4位の高さ。





身延山久遠寺にほど近い本行坊という宿坊に泊まりました。
客は2~3組位...静かで落ちついたふんいきで居心地が良かったです。





翌日はまたロープウェーでのぼりました。
身延山宝物殿に行き、心おだやかに写経などして
ゆったりとした時を過ごしました。

おみやげなど見ながら門内商店街を進んでいくと、
「三門」が見えてきます。

日本三大大門のひとつに数えられ
間口23m、高さ21m
重層廊門付き総ケヤキ造りの堂々たる建造物です。





身延山、久遠寺の代表的建築物として、
さすがの大きさと重厚感です。







江戸初期から身延山御用菓子司を務めてきた「甘養亭」に寄り、
「オールド ノリタケ コレクション」を見せていただきました。
こちらのお店には、おみやげに最適な『元祖みのぶまんぢゅう』をはじめ
魅力的な和菓子が売られていました。


甲府駅ですこし時間があったので、
お土産屋さんをのぞいたり、あたりを散歩しました。

駅付近に遠くからでも見える立派な塔。「時の鐘」
明治初期まで、200年以上にわたって住民に時刻を知らせていたといわれる
「時の鐘」を再現したものだそうです。



下の写真は、行きに見た時
((あの巨大な丸太の積み上げたものは何?)
と疑問が湧きました。

帰りにそばまで行き、説明書きを読んで解りました。

今年の3月完成した「緑の竜神」と命名された巨大オブジェ

夏になったら成長したシラカシの枝や葉っぱが丸太の間から飛び出し、
作品が緑色に変わることを想定しての命名だそうです。


「緑の龍?」は役割を終えたのか、上方から丸太の撤去作業が始まり、
 前日見た時よりすっかり 低くなっていました。

広場に植えられている常緑樹「シラカシ」のまわりに、
長さ2メートルの丸太2千本を積み重ねて作られた力作。 
想定通り、緑の枝葉に覆われたらどんなに立派な龍神になったことでしょう。





駅前には人気の「武田菱丸くん」がいました。







最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ウラン)
2013-12-09 22:53:29
こんばんは~。
行ったことのない所・・・楽しませてもらいました。
山門の大きさ・・・すごいですね~。
後は知恩院と南禅寺でしたっけ?
こちらは見たのですが・・・

巨大オブジェ・・・夏の姿・・楽しみなことですよね~。
企画する方たち・・発想がすごいなあ・・・っと。

やはり富士山!・・私は若い時に1回だけ見ました・・・
なんとなく手を合わせたくなるお山ですよね。
返信する
急に寒くなりました (さくらそう)
2013-12-10 15:49:29
身延山のしだれ桜は有名ですが、紅葉も素晴らしいですね。
今年はいろいろなところの紅葉がすごくきれいですよね。我が家の近くは高台なので紅葉が終わっていますが、横浜までの車窓に目をみはるような銀杏の黄葉をみると嬉しくなります。
 
いつも花も団子もの写真をUPしていただきありがとうございます。

明日は踊りの会の忘年会です。年々会員が増えて会場選びに苦労しています。お稽古休んでも食事にはくるという人もいますし。 
食事の後は恒例の山手西洋館のクリスマス巡りです。
返信する
立派な三門でした (ma-toru)
2013-12-10 17:29:02
ウランさんこんばんは このところお天気続きでしたが
 今日は朝からどしゃ降りの悪天候でした。

三門って説明書を読んでわかったのですが、
空・無相・無願の三つの門をへて覚りに至ることから、
本堂を覚りの世界に見立て、
本堂にいたる正面のこの門を三門と言うのだそうです。山門だとばかり思っていましたが・・・

オブジェどうも失敗作だとの噂もあったようです。
今年3月に完成した時は、夏になれば丸太の囲いの中の木の枝葉が盛大に茂って
枠が隠れるくらい緑葉に覆われると想定でしたが
画像で見る限り「緑の龍神」にはみえませんね。

行きに見た時はもっと高く丸太が積み上がっていましたが、翌日は撤去作業がかなり進んで画像の通り低くなっていました。

富士山はやっぱり美しい山ですね。
でも今回は写真がくっきりしていなくてちょっと残念

以前は自宅からも遠方に富士の姿が拝めましたが....


返信する
もう洋館巡りの季節なんですね (ma-toru)
2013-12-10 17:38:42
さくらそうさん こんばんは
いま紅葉や銀杏がきれいですね~

踊りの会は盛況なのですね。踊りを習っている友人は
(今日は忘年会、楽しんでくるわ)と言ってましたが踊ったり歌ったり盛り上がる上がるのでしょうね

さくらそうさんの会は明日で良かったですね。
きっとお天気になるでしょう。




返信する
身延山 (fu-kobb)
2013-12-12 14:09:38
身延山への旅素敵でしたね~

山に行ってる時登りはロープウエイを使って奥の院まで行き帰りは山を下って大きな三門の所へ出て来ました。

山頂では良い眺めを楽しんだ思い出が有ります。
写真の数々で想い出がよみがって楽しませて頂きました。
宿坊にお泊りだったんですか?
返信する
Unknown (Unknown)
2013-12-12 23:16:33
fu-kobbさんこんばんは

身延山への旅おいでになられたのですか。
春だったのでしょうか。
以前春に行ったときは桜が満開で
とくにに枝垂桜の立派で美しかったことを覚えています

今回の泊りは宿坊で、まだ修行中の
若いお坊さんが食事を運んでくれたり、
布団を敷いてくれたり初々しい働く姿でした。

身延は宿坊が多いのですね~
宿坊での食事を追加UPしました。
返信する
いい旅 (sumire)
2013-12-19 17:23:57
 
晴れおんなさんの充実した旅、なんて素敵なんでしょう。

立派な堂々とした建立物、富士山、興味深く拝見。

富士山がふあっと現れると、なんともいえない気分になりま

すね。富士山大好きです。

朝の勤行に参加なさいましたか。大昔の学生時代に

身延山に五人で訪れ、早朝の霧の中から湧き出るような

太鼓と読経に起こされ、異様な空気の中、仲間入りして

貴重な経験をしたこと思い出します。

枝垂桜の時期に訪れたいと思っています。

皇帝ダリアは残りひとつになりました。

ツタンカーメン豆を植えまして、50粒ほどが全部発芽

しまして、鳥に食べられないようにネットをはりました。

暮れに向かって寒くなります。どうぞ、お気をつけて。






返信する
大働き (ma-toru)
2013-12-20 12:34:45
sumireさん 今日は良い天気
朝からよく働き、もうお昼。
皇帝ダリアや蔓ものパッションフルーツも片づけました。ゆずをたくさん収穫。30個程でジャムを作りました。
獅子ゆずを2個調理法を変えて又煮ました。
ツタンカーメンは花も豆も色がきれいなので
来年がどんなにすてきでしょうね。

身延山にいらしたの学生時代なんですか。
朝の勤行に参加なさり、良い体験をなさいましたね。
私たち学生時代の4人組は朝の散歩をしながら
早朝からおしゃべりに花を咲かせました。

晴れ渡った空にくっきりと美しい富士の姿を
今年は拝めませんでした。
でもどんなにぼんやりとでも
ちょっと垣間見ただけでも
富士の姿を目にしたときの嬉しさは独特のものがありますね。

残り少ない師走の日々をお元気でお過ごしください。

返信する

コメントを投稿