3寒4温の合間を縫って、春は忍び足で田園のあちこちに近づている。
スマホ片手に冬の名残りと春の訪れを感じさせる風景を捜し歩いてみた。
ススキの枯れた一団に遭遇した。おお、ブロンド色! まあ、なんと美しい色合いの枯れ具合だろう。生き生きとした彩さえ見せてくれている。こんな風に年齢を重ねて枯れていきたいねえ。
元気はつらつに歌い上げる合唱団みたいな水仙の一群。彼ら、彼女らの歌唱の舞台は墓地の一角だった。素敵な供花とも言えるね。
冬場の田園という茶色のパレットに色合い異なる緑の絵の具を広げてみた。これだけで春の訪れを表現できるね。風景に生のきざしがいっぱいだ。
こちらは茶色のキャンヴァスを緑色に塗り込めて仕上げた。題して緑の春。いやあ、スキップしながら横切ってみたい。
春の雑草、仏の座が一斉に紫色の花を満開にしてパレードだ。サンバのリズムでも聞こえてきそうだ。思わず腰をふりふりだねえ。
「芸術は爆発だ!」。TARO OKAMOTOがそう叫べば、わたしはこう叫ぶ。「春は爆発だ!」。純白の花火のように四方八方に春の賑わいをまき散らす雪柳。見ているだけでうきうきしちゃうよね。
これもまた2022年の春の風景に入れなくてはね。ワクチン3回目打ちました。副反応まったくありませんでした。友人、知人らが副反応談義で盛り上がる中で、ひとりぼっちな孤独を感じております。わたしは本当に地球人なのだろうか?
この黄色い花は菜の花ではありませんよ。とくとご覧あれ、白菜の花なんですねえ。知ってたかな? ほとんど見ることがないという意味合いでご紹介してみました。
本番までにはちょっと早いが、様子見で撮ってみました。ソメイヨシノでございます。逆光でよく見ませんねえ。それじゃ、こちらへ。
朝早くに撮ったから鮮明ではないが、いくつか咲き始めていますね。「さくら、咲く」。そんんな吉報が多くの方に届く春でありますように。
締めの風景は定番ながら、この花でしょうね。いい気分にしてくれる色合いだ。淡い色調の空がもっと青みを増せば、この景色はウクライナの国旗になり替わる。彼の地の平和に想いを馳せる風景でもある。