野菜をつくろう。わたしの好奇心もとうとうここまで来てしまった。肉食中心から野菜中心の食卓が日常生活となって早数年。肉の生命力は瞬発力があるが太くて短い。野菜の生命力は持続力があり細くて長い。野菜は地中に根を張り、土を下から蹴破って芽を出し、葉を太陽にさらし、酸素を吐き出す。こんな生命力を持った野菜がわたしの体に入り込み、消化されて血と肉となる。
肉食とは異なった体付きが出来上がりつつある。とりあえずヴェジタブルマンと仮称しておく。キャベツ、レタス、トマト、タマネギ、ニンジン、グリーンピース、コーン、ニンニク、ピーマン、キュウリ、長芋、ショウガ、バナナ、リンゴ、米、麦の生命力を胃と腸が目いっぱい吸収し五体に行き渡らせる。潤滑油役はエキストラヴァージンオリーブオイルとカベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ワインが任じる。首から下がミケランジェロのダビデ像状態だ。首から上はダビデ像とはまったくの別人ではあるが。
ヴェジタブルとストレッチとウオーキングが生み出した体付きとなった今、農業人のひと言が心に残った。「自分でつくる野菜はもっとうまいよ。それに野菜と会話できるようになる。面白いよー」。そうだな。自分でつくってもいいんだよな。つくってみようかな。
指南を受ける。名言が頭に入っていく。野菜づくりは土づくりだ。耕して土中に酸素を入れるんだ。土を弱アルカリ性に保つ。石灰を畑に入れるんだが、粉よりは顆粒の方が固まらずにいい。連作障害を防ぐために作付する場所を毎年変える。初級者が育てやすいものとしてはシュンギク、フダンソウ、ホウレンソウ、などなど。話を聞いているだけで栽培意欲が増してくる。
さっそく庭の一角で鍬を土に打ち込んで畑をつくっていく。いにしえから農耕民族であったというDNAが覚醒したようだ。土が掘り起こされて腹を太陽にさらしているのを見て気分が高揚する。杵でもちをついたり、ナタで薪を割ったりするのと共通する快感がある。体のいろんな筋肉を使って鍬を振るう。時折、土の中の石に鍬が当たって、カチーンと痛そうな金属音が響く。10坪ほど土起こしをして初日を終える。
野良仕事の醍醐味は生命力を育てることにある。誰かに売るためではなく、わたし自身が食べるためにつくる。出来がよければおすそ分けもしよう。ど素人だから天候に泣かされるだろう。たくさんの失敗もあるだろう。たくさんの虫や病気に襲われるだろう。手間暇かかるだろう。それでも、わたしは自分でつくったものを食べてみたい。相当先のことになるのだろうが、野心をかすかだけど持っている。それは葡萄の木を栽培し赤ワインを自分でつくること。カベルネ・ソーヴィニヨン種でできるかな? いちおう酸化防止剤無添加を目指しているんだがね。
肉食とは異なった体付きが出来上がりつつある。とりあえずヴェジタブルマンと仮称しておく。キャベツ、レタス、トマト、タマネギ、ニンジン、グリーンピース、コーン、ニンニク、ピーマン、キュウリ、長芋、ショウガ、バナナ、リンゴ、米、麦の生命力を胃と腸が目いっぱい吸収し五体に行き渡らせる。潤滑油役はエキストラヴァージンオリーブオイルとカベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ワインが任じる。首から下がミケランジェロのダビデ像状態だ。首から上はダビデ像とはまったくの別人ではあるが。
ヴェジタブルとストレッチとウオーキングが生み出した体付きとなった今、農業人のひと言が心に残った。「自分でつくる野菜はもっとうまいよ。それに野菜と会話できるようになる。面白いよー」。そうだな。自分でつくってもいいんだよな。つくってみようかな。
指南を受ける。名言が頭に入っていく。野菜づくりは土づくりだ。耕して土中に酸素を入れるんだ。土を弱アルカリ性に保つ。石灰を畑に入れるんだが、粉よりは顆粒の方が固まらずにいい。連作障害を防ぐために作付する場所を毎年変える。初級者が育てやすいものとしてはシュンギク、フダンソウ、ホウレンソウ、などなど。話を聞いているだけで栽培意欲が増してくる。
さっそく庭の一角で鍬を土に打ち込んで畑をつくっていく。いにしえから農耕民族であったというDNAが覚醒したようだ。土が掘り起こされて腹を太陽にさらしているのを見て気分が高揚する。杵でもちをついたり、ナタで薪を割ったりするのと共通する快感がある。体のいろんな筋肉を使って鍬を振るう。時折、土の中の石に鍬が当たって、カチーンと痛そうな金属音が響く。10坪ほど土起こしをして初日を終える。
野良仕事の醍醐味は生命力を育てることにある。誰かに売るためではなく、わたし自身が食べるためにつくる。出来がよければおすそ分けもしよう。ど素人だから天候に泣かされるだろう。たくさんの失敗もあるだろう。たくさんの虫や病気に襲われるだろう。手間暇かかるだろう。それでも、わたしは自分でつくったものを食べてみたい。相当先のことになるのだろうが、野心をかすかだけど持っている。それは葡萄の木を栽培し赤ワインを自分でつくること。カベルネ・ソーヴィニヨン種でできるかな? いちおう酸化防止剤無添加を目指しているんだがね。