ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

甲斐眞さん個展

2008年04月07日 | その他
もう少し早く紹介できると良かったのですが、個展は終わりました。市内幸町お菓子の虎屋さんのギャラリーで開催されてました甲斐眞さんの個展が先週末に終了。期間中甲斐さんを知る多くの方が会場に訪れ、約三十点の作品を見入っては、甲斐さんが今回のテーマとしたものに深く納得していたようでした。

 甲斐さんは北方町曽木出身。延岡市役所に数年前まで勤務していましたが、このまま定年で仕事を全うしたくないと、4年でしたか定年を残して退職されました。その時間は宣言どおり趣味の絵画に専念。「退職して絵を描くことは誰でもできる。しかし、現役(役所勤務)の時間の方がまだまだ気持ちも充実している」と、さらに一念発起し、趣味が高じて新たな大学に編入しました。

 プロフィールでは少々の農業をやりながらムサビ(武蔵野美術大学通信過程油絵学科)の学生、課題作品、スクーリング、レポート、学科試験に日々悪戦苦闘しながら今期の卒業を目指す、とあります。大学周辺の安い旅館を探し、大学のスクーリングに通い、時折安い居酒屋で飲むという一風変わった生活にも充実感が漂ってました。

 「都会の殺伐とした生活から田舎に帰るとその良さが分かります。大学では歳の違った学生と一緒に描いてますが、真剣に取り組んでいますと歳の差は感じませんし、私より歳の学生も実は一杯いるんですよ」と、ムサビが個性を生かす芸術大学であることがこの言葉でも分かるような気がしました。

 当社とのつながりは、甲斐さんが当時の健康管理課に在職していた頃に知り合いました。健康管理課はヘルストピアの担当窓口課で今年から健康増進課に名称も変わりました。常々甲斐さんには予算や修理、修復、保守関係で大変お世話になっていまして、退職されてもお付き合いがあります。

 今回の個展のテーマは「団塊世代(まだまだ青春)」副題として「夢のしっぽにつかまって・・・もうひとがんばり」。

 課題作品には油絵以外にグラフィックデザインも課題にされるそうで、「絵画の幅が広がり、筆づかいや画法も違い、油絵にないまた別の面白さがあります」。ますます腕に磨きがかかり、日々の生活を楽しんでいる甲斐さんを見つけました。団塊作品にこだわる半面、石にネコを描いてみたり、絵画以外には立体的な工芸?作品にも手がけるなど、また新たな一面を見つけた甲斐さんでした。

 次の個展は是非ヘルストピアでと約束してきました。