ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

門松完成

2007年12月17日 | 館内の話題
この時季はどうしても、年末の話題が多くなるもの。今年も残すところとの書き出しならば、間違いなくあと2週間となりました。一年が経つのはホント早いものです。猛暑猛暑と言われたあの夏も、過ぎてしまえばあっという間。しかし、連日猛暑日が続いてたあの日々は、毎日汗だくで大変でした。早く冬来ないかな、今年の冬はこのままだと暖冬だぞ、などとひそかに期待していたものでした。ところが、ラニーニャ現象とやらで冬が寒くなる年。猛暑だから暖冬ということはないようです。確かにそのまま温暖化の流れてきてしまえば、ヒートアイランド。南極や北極の氷河は溶け、海水も上昇。土地低い国などが海水に沈んでしまうという自然現象が緩やかに進んでいる事実も今や大きな国際問題となってます。幸い、冬の寒い季節となってヒート化を減速させてくれそう。

 さて、本題。当館玄関前に従業員手造りの門松が今年もお目見えしました。プール監視係のNさんとマイクロバス運転手のKさんの二人に、応援で数人が協力して昨日完成しました。昨年の完成は12月に入ってすぐでしたから2週間ほど昨年より遅れました。あまりにも手がけるのが早かった昨年は、話題性もあって地元の夕刊紙に取材をお願いして「県北一早い門松」、と紹介されたものでした。今年はすでにあちこちで立派な門松を見ます。料亭や旅館などお客様が玄関を通って店に入るようなところが多いようです。いわばサービス産業の業種が多いってところでしょうか。


 毎年のごとく私の知人の山に竹切りに行って作業が始まりました。着工は13日です。何分本業(プール監視やバスの運転)がありますので、その合間の作業となりますが、やや遅れた時間を取り戻すため2日間はこの作業に専念していただき、厳寒の中、急ピッチに作業を行なって昨日完成しました。

 玄関前で作業をしているNさん、Kさんの仕事ぶりを見ながらお客様から「精が出ますね」「立派な門松ができそうですね」と時折励ましやねぎらいの言葉を受けながら黙々と作業。Kさんはこの日のために万力を購入、もともと大工さんの仕事もできるだけにその細かな作業はお手の物。さらにこの万力で腕にも一層磨きがかかって、過去の門松の中でも今年が最高の出来栄えと私はみてます。


 3本の竹の上部にあたるスパンと切った竹の先端部の形状は、斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」の2種類がある、と言われてます。「そぎ」は徳川家康が始めたもので、徳川家康の生涯唯一の敗北として知られる「三方ヶ原の戦い」(1572年)のあと、対戦相手の武田信玄に対して、次は斬るぞという念を込めたのが始まりという俗説があり、 実際は武家が昔ながらの寸胴、庶民がそこから発展させた派手なそぎを好んだのが基らしい(資料=Wikipediaより)。

  門松について(由来)
 正月に家の門の前などに立てられる松を主体に作った飾りのこと。 古くは、木のこずえに神が宿ると考えられていたことから、門松は年神を家に迎え入れるための依代という意味合いがある。 新年に松を家に持ち帰る習慣は平安時代に中国から伝わり、室町時代に現在のように玄関の飾りとする様式が決まったという。現在の門松は中心の竹が目立つが、その本体は名前で解るとおり松である。 もと、平安の貴族達が好んだ小松引きと言う行事で持ち帰った「子の日の松」を長寿祈願のため愛好する習慣から変遷したもので、現在も関西の旧家などでは門松の代わりに、玄関の両側に白い和紙で包んだ根が付いたままの小松(松の折枝は略式)が飾られているのはその流れを汲むものである。3本組の竹を中心に、前面に葉牡丹(紅白)後方に若松を添え、豪華になると梅老木や南天、熊笹やユズリハなどを添える(Wikipedia)。
 
 年神を家に迎え入れるための依代(よりしろ)という意味合いがある=神を家に迎えるための場所と言うわけです。神様にはしっかり安全で安心して利用できる私どもの施設を見守ってほしいとそう願います。