ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

花火大会誘導員の一日

2007年08月26日 | 今日の話題
  市民待望?の花火大会が今夜20時から、延岡大橋下流域の五ヶ瀬川河川敷でありました。残念なことに今年は雷雨の影響で30分カット版。1時間予定の半分しか見られず、楽しみにしていた家族連れや若いカップルの期待を半減してしまう結果となりました。天候には歯が立たないと一番残念だったのはまつりのべおかのスタッフ、中でも花火部会の人たちに違いありません。あれだけボランティアで念入りに準備を進めてきただけに、雷鳴が聞こえ始めると穏やかではなかったはずです。不安が的中、ポツンと雨粒を感じ始めたのは18時頃だったでしょうか。慌てて「ヘルストピア延岡専用駐車場」の看板にゴミ袋を半分に切ったビニールを取り付け、一時は雨も止み、「どうにか持ちこたえてくれ」とすがる思いで祈っていたスタッフが天を仰いでいただろうと、目に浮かんできます。

 そして、雷雨とともに本降りとなり、それを予測した実行委員会の答えはきっと、「早める」だったと思います。予定より5分早く19時55分に花火の第一発が文化センター側にどかんと一発打ち上げられました。おそらくこの微妙な天気で早まったものでしょう。最初の頃は音と七色以上に光輝く閃光に会場まで歩いていく人たちをワクワクさせていましたが、途中からその音と光は雷と重なり、花火と雷音との究極の“コラボ”となりました。一度だけ稲光と花火が接近するステージがあって、それを見た人たちは感動ものだったに違いありません。そう、そのような情景は滅多に見られるものでもありませんから。そして打ち上がるたびに雨足も強くなり、残念なことに花火も半分しか光っていない状態でした。雨に濡れた火薬が上空でもうまく発火せず半分しか光っていなかったものと判断できます。大輪も、この日は半輪に格下げ。これでは花火ファンもがっかりだったに違いありません。昨日まで、いやほんの1時間前まではそうでもなかったのに、どうして花火の最中に、とスタッフのやるせなさが伝わってきそうでしたし、私もそう思いました。まさか一番肝心なときに「雷雨とは」です。

 今日は朝から大駐車場はいっぱいでした。地元の郷土芸能大会が16時まで行なわれ、隅々まで車が止まってました。そして、催し関係の車が引いた後、今度は18時当たりから少しづつ新しい車が進入し始め、18時45分には8割の車で大駐車場はいっぱいになりました。その間、ヘルストピアの4人のスタッフがそれぞれのポジションにつき、当社利用のお客様を誘導しました。「ヘルストピアを利用すると」と偽って車を強引に止めようとする若者、誘導員を無視して中に止めようとするもの、いろんな人が運転してます。

 雨粒は雷鳴の大きさとともに大きくまた間隔も早くなり、誘導員も雨で全身びしょ濡れとなりました。ありがたいことにフロントのKさんが傘を持ってきてくれました。館内もばたばたしていたというのに。助かりました。大変だったのは文化センター前で誘導している交通誘導員、彼らは雨合羽も着る時間もなく、もくもくと右からと左から正面からの車を裁いてました。

 そして、20時25分、花火打ち上げ終了。何人もの人たちが引き返してきては駐車場に向かい、愛車に乗り込んで帰路についてました。今度は出る車でラッシュ。一般道路は花火を見ようと列をなしていた車両が数珠つなぎ、運良く空けてくれる車両があるかと思えば、簡単には入れてくれないドライバーも。駐車場内が今度は帰る車両でパニックになってました。結局22時前まで場内は混雑してました。

 
 夏の夜の花火誘導員物語でした。毎年、花火の季節は見物客が増えてきているようなそんな感想を持ちました。そして、ヘルストピアを利用されるグループはそのうちの一握りなんですね、これが。車両全部がヘルに向かってくれればと思っているのは私だけではありません。どっと疲労感残る一日となりました。そうそう、花火と稲光のコラボ撮影、そんな余裕まったくありませんでした。せめて花火でもと思ったのでしたが、残念です。しっかり旗降り役でシャッター押す役には恵まれませんでした。

 ヘルストピアを利用する目的で来られた方もそのまま帰っていかれた方がいるのではなかったでしょうか、何分にもこのように混雑した事態でしたので、ご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます。疲れた表情で車に乗り込む市民の皆様、ただただ車に乗ったままで花火を見た引き返したご家族の皆様、お疲れ様でした。来年もこの会場で行なわれるのならば、予定よりも1時間早く行動を起こすことでしょう。少しは間に合います。確信もてませんが、延岡の東部地区でもこのような事態です。どこか大大駐車場を抱えた会場はないものですかね。