ある日、新潟で

【New-Lagoon Days】-αで描く新潟の光-

部分月食20211119

2021-11-24 | 
5月以来の月食でした。わりと最近でしたね。
天気予報が良さそうだったので、今回も見られそうだと期待していたのですが、
直前で夕方から曇りのち雨に予報が変わり、
さすが新潟の天気、と思わずにいられませんでした。

月の出の時刻、空は雲に覆われているようでしたが、
もしかしたら、雲の隙間から見えるかもしれないしと、
一応、家を出てみたのですが、だいぶ雲が広く、
しばらく見ていたけれど雲が切れる様子がなかったので、
あきらめて帰宅することに。
自宅近くまで戻ってきた頃、なにげなく東の空を見たら、
なんと欠けた月が。


あわてて、いくとぴあ食花の駐車場に入り、観測を開始しました。

カメラの時計がずれているので、正確な時間ではありませんが、
17時30分すぎです。
月の出の頃からもう欠け始めているという情報でしたし、
もう半分以上欠け、赤い月が見えています。


諦めていたのに、こんなに良く見えるなんてなぁ。
空をチラ見していてよかった。

換算450mmで。
設定はいつものなんとなくだいたいです。
モニターを見ながら、ちょうどいい塩梅になるように、
露出を決めました。
まぁ、十分な写り具合かと思います。


やはり雲が多いので、時折、雲がかかってしまいます。


食の最大まであと5分というくらいでしょうか。

この頃までがきれいに見えていました。


食の最大が迫るにつれて、厚い雲が通っていくことが増えてきてしまいまいました。


雲がかかっているので、赤い月の表面は見えません。

結局、食の最大の時間は雲に覆われていて、見ることができませんでした。
今回の月食は、月の98%が隠れる皆既に近い部分月食で、
こういう月食が見られるのは140年ぶりだとか。
「ほぼ皆既月食」と言われたたせいか、
ネットを見ていると皆既月食だと言っている人が多かったように思いますが、
今回の月食は、月の輝いている部分が全くなくなるということはないので、
部分月食です。皆既にはなりません。
新潟市中央区ではある意味で皆既でしたけど。


食の最大を過ぎ、ふたたび大きくなり始めた月です。


予報通りに厚い雲が多くなり、月が見えていない時間の方が多くなったので、
撤収をすることにしました。
そしてそのあとに土砂降りの雨。
食の終わりまで観測せずに切り上げて良かった。

食の最大が見られなかったのは残念ですが、
十分に月食を堪能することはできたと思えますので、
諦めずに外に出ていてよかったです。

余談ですが、今回の月食の際に「iPhoneの限界」という言葉がTwitterでトレンドになっていたと聞きました。
最近のには望遠レンズも付いているようですが、まぁ全然、足りないでしょうね。
換算450mmでも、このサイズが限界ですし。
(デジタルズーム領域まで使えば、もう少しズームできますが、あまり使ってない)
古来から餅は餅屋と言いまして、
こんな時やっぱりカメラと望遠レンズを持っていて良かったと思いますね。
今回、お手持ちのスマホに限界を感じた皆さん、
カメラを買いましょう。

【α6500】+【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】【SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary】



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