韓国経済の一大リスクに「家計の負債」=韓国華字メディア
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は11月26日、
韓国銀行(中央銀行)が同日に韓国国内の100万世帯を対象に行った、
家計の収支についての調査結果を発表したことを紹介し、
家計の負債は「韓国経済における一大リスクだ」と論じた。
記事は韓国銀行が家計における負債の利率や負債水準などについて詳細な分析を行ったことを紹介し、
韓国の7-9月期における家計負債が1060兆ウォン(約113兆円)に達し、
わずか3カ月で22兆ウォン(約2兆3500億円)も増加したことを指摘した。
さらに、10-12月期の個人信用残高が増加することを考慮すれば、
2014年末の家計負債は1100兆ウォン(約118兆円)を突破する見通しだと紹介。
金利が下がれば新たな借り入れが増える可能性があるため、
韓国銀行にとって家計負債の存在がさらなる利下げに向けての障害になっていると論じた。
また記事は、韓国銀行が11月26日に発表した11月の消費者動向調査の内容として、消費者心理指数(CCSI)が103となり、
2013年9月以来の低い水準にとどまったと伝え、「韓国銀行が行った2度の利下げは消費を刺激することができなかったことを示す内容」と指摘した。
さらに、専門家の意見として韓国銀行はさらに利下げを行う必要があるとする一方、
韓国政府の不動産向け政策が家計負債の急増を招き、「金融および消費におけるリスクになっている」と指摘。
報道によれば、韓国の家計における負債年収比は160%を超えているという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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