<韓国輸出企業ウォン高ショック>韓国ウォンが独歩高
2015年05月19日
[中央日報日本語版]
韓国ウォンが今年に入り、主要国の通貨に対して値上がりしている。
主要国が金融緩和で自国通貨の価値を低める間、韓国ウォンだけが値上がりしている。
国銀行(韓銀)によると、韓国ウォンは今年、
主要21カ国の通貨のうち18カ国に対して値上がりした。
米ドル、欧州ユーロ、日本円などほとんどの国の通貨が対韓国ウォンで値下がりした。
今年に入って18日まで、デンマーク・クローネは韓国ウォンに対して6.9%落ちた。
ユーロも6.7%値下がりした。
欧州中央銀行(ECB)が経済回復のために量的緩和規模を増やし、
ユーロは各国の通貨に対して下落傾向にある。
年初に利下げしたスウェーデン(-6.4%)、
ニュージーランド(-5.7%)、
カナダ(-4.3%)の通貨も
対ウォンで大きく値下がりした。
韓銀も昨年8月と10月、今年3月に利下げした。
しかし自国の通貨価値を競争的に引き下げる「グローバル通貨安競争」の中で韓国ウォンは相対的に値上がりした。
タイ(-2.8%)、マレーシア(-2.7%)、中国(-1.0%)など新興国の通貨も韓国ウォンに対して値下がりした。
米ドルと日本円も韓国ウォンに対して0.9%ずつ下落した。
2012年下半期まで100円=1400ウォン台だった日本円は先月、7年ぶりに100円=900ウォンを割った。
今年に入って対韓国ウォンで自国の通貨が値上がりした国は21カ国のうちスイス(7.0%)、ノルウェー(0.6%)、英国(0.2%)だけだ。
スイスフランは年初に対ユーロ相場の上限を撤廃した後、異例に値上がりしたケースだ。
ホン・ソクチャン大信経済研究所研究委員は
「最近は米景気指標の不振のため世界的にドル安となっている」とし
「米国の利上げ議論まではウォン高が続く可能性がある」と述べた。
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